極右を過小評価も誇張も禁物 今後を確定的に一方向的に語ることは困難 タラス・ビロウス/ステフェン・R・シャロム タラス・ビロウスはウクライナ人歴史家、社会批判誌の「コモンズ」の編集者、そしてソツイアルニイ・ルフ(社会運動)の活動家だ。彼は現在ウクライナ軍で軍務に就いている。その彼が、「ニューポリティクス」誌編集部の一員であるステフェン・R・シャロムからインタビューを受けた。翻訳はデニス・ピラシュが助けた。 極右の影響力の具体的実情 ニューポリティクス(NP)――あなたはウクライナの極右がもつ影響力をどのように評価するだろうか? われわれは、一方ではウクライナはナチス国家と暗示する、あるいは他方では、ウクライナの生活で極右は重みをもつ要素ではない、といった主張を見てきている。あなたの評価はどのようなものですか? タラス・ビロウス(TB)――基本的に、その選挙上の影響力はひどく悪く、小さなもの
2019年、親ロシア派からのマリウポリ解放5周年の式典で行進するアゾフ大隊の兵士/Evgeniya Maksymova/AFP via Getty Images (CNN) ロシアのプーチン大統領は今回のウクライナ侵攻を「ネオナチ」の手からロシア語話者を守る「特別作戦」と位置づけた。 プーチン氏は2月24日の侵攻開始直前に行った演説で、ウクライナの「非軍事化と非ナチス化を目指す」と表明。これはウクライナのゼレンスキー大統領がユダヤ人であることを無視した発言だった。 ロシア大統領府にとって特別作戦の「最重要証拠」となるのが極右の「アゾフ運動」だ。同運動はここ10年近くウクライナの軍事、政治情勢の一部になっている。 アゾフの軍事部門と政治部門は2016年、極右「国民軍団党」の設立に伴い正式に分離した。この時には既にアゾフ大隊はウクライナ国家親衛隊に統合されていた。 効果的な戦闘部隊として現在の
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