津軽地域の医療施設で働く医師が方言を誤認するケースや、看護師の大半が方言を理解できないケースがあることが、弘前学院大学文学部の今村かほる准教授らが行った調査で明らかになった。調査対象となった看護師のほとんどが、医療現場で方言を理解することの必要性を認識しており、方言教育の重要性が改めて注目されそうだ。今村准教授は「方言教育は社会に直結する問題。津軽弁研究から将来的に教材開発といった“津軽モデル”を発信していきたい」と意気込んでいる。調査を踏まえた方言研究成果は24日に愛知大学で開かれる日本語学会で発表される。 今村准教授らは「共通語のコミュニケーションが正しいという考えは本当だろうか」との疑問から2005年に医療や介護の現場での方言調査を開始。中間報告として今回、津軽地方での研究を「医療・看護・福祉現場における方言教育」にまとめた。 この中で、弘前市内の医療施設で働く看護師37人を対象に
2010年度に臨床研修を希望する医学生と研修先となる病院の組み合わせを決める「医師臨床研修マッチング」の最終結果が29日、公表された。県内の13研修指定病院が計129人募集したのに対し62人が決まった。昨年比で3人増え、一昨年と同じ過去2番目。62人のうち弘前大学の学生は46人と、昨年より11人増えるなど好要因が見られた一方、国立病院機構弘前病院は中間発表(10月9日)と同様にマッチ数がゼロのままで、マッチング以外で確保できない場合、研修病院の指定を取り消されかねない状況が続いている。 62人は04年度の65人に次ぐ人数。マッチ数を病院別でみると、弘前大学医学部附属病院が最多の13人だが、昨年比で2人減。次いで八戸市立市民病院は9人で同1人減った。また、青森市民病院は7人、むつ総合病院は8人を確保し、ともに募集定員を満たした。 そのほか津軽地域の病院では、黒石病院が昨年の2人から5人に伸
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