This paper considers how people gain particular participant's orientation in multiparty settings, and explicates its structural features. For that purpose, we did videotape and examine naturally occurring interactions between elderly visitors and care workers within nursing care home for elderly. We analyze how interaction is initiated between elderly visitors and care workers, and how interaction
「ひきこもり」支援施設とは,社会的諸活動から撤退していた青年たちが,自宅に限定されがちな生活から,主として就労・就学の場へと生活の場を広げていくことを援助する施設である.こうした施設は一種の「居場所」といえ,その機能は,住田(2004)によれば,利用者のきわめて否定的な自己定義を書き換え,行動上の変化をもたらすことにある.本稿は,ある支援施設におけるフィールドワークに基づき,施設利用者の自己アイデンティティが肯定的に変容する条件とその限界について分析したものであり,以下の諸点を明らかにした. ひきこもり経験者たちが,対人的な交流の場に定着し,肯定的な自己アイデンティティを構築する上で,施設の場が高度な相互行為儀礼を備えた空間であることは機能的である.しかし,その儀礼性の高さが,新たな自己物語のリアリティを支えるのに必要な「他者性」を支援空間から減退させるために,肯定的アイデンティティは強度
In the Conversation Analytic tradition, one has noted and discussed the substantial contribution of hearers' conduct to the constitution of each utterance in conversation, in ways very sensitive to some prominent sequential positions in interaction such as a possible completion point of an utterance. In this article, I focus on the spatial distribution of orientations which all the participants in
This paper discusses the present special issue on “Communication Viewed from Hearers' Behaviors,” focusing on Erving Goffman's participation framework and gestural phenomena observed in conversation. In particular, it points out the possibility to conceive of speaker as a) a hearer, b) a receiver of the information, as well as c) an addressee. It also points out that grand gesture and simultaneous
「社会」というリアリティが喪失している, という.では, いかなる状況において「社会」はリアルに経験されるのだろうか.そのひとつは, いわば「社会を剥ぎ取られた地点」を経験・想像することを通してであるように思われる.この地点から「社会」を認識・構想することを, これまで多くの論者が行ってきた.われわれは, この地点をどう想像できるだろう.そこから「社会」はどのように認識されるのだろう. 本稿は, ルソー, ゴフマン, アーレントという3人の論者がそれぞれに描いた「社会を剥ぎ取られた地点」と「社会」への認識を辿るノートである.そこでは, 人と人とのあいだに介在する夾雑物を剥ぎ取った「無媒介性」とも呼ぶべきコミュニケーションに対する, 異なる態度が考察の中心となる.このコミュニケーションを希求しそこから「社会」を批判する態度を出発点としながら, 「同じさ」と「違い」を持つ複数の人間たちが「社会
This paper investigates how the arrangement of participants' bodies, talks and activities in particular time and space organize their interactions. The empirical research was done by using videotapes of dispatchers receiving emergency calls in a 119 dispatch center. While one dispatcher (call taker) replies to an emergency call, he and his colleague are able to silently interact with each other. T
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社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 杉田菜穂さんから新著をいただきました。ありがとうございます。 実は原稿の段階で読ませていただいていたのですが、もう二稿かなんかだったので、コメントもできずという状態でした。しかし、あらためて読み通してみると、また違った印象がありますね。今回の本で杉田さんは半歩上のレベルにあがったと私は見ています。もう半歩、抜け出せないのは、あまり彼女が方法的な問題に意識的でないというところです。その弱点が彼女の議論の弱さでもあり、なかなか理解しにくくなっている所以でもあります。しかし、現時点で日本の社会政策の歴史を描いた本としてナンバーワンであると断言しましょう。ただし、菅山さんやゴードン先生のときと違って、そう簡単にこの評価が同意を得られるとは思っていま
週末の岩手への旅ではこの本を持っていて、少しだけ目を通しました。が、とても、すぐに書評を書けるような代物ではないなと思い、ちょっと気が重かったのですが、とてもよい本であることは間違いないです。しつこいくらい解説が書いてあって、うるさいなあと思いつつも、読んでみると、分かっていそうだったり、分かっているつもりであるようなところで、こちらの理解不足を痛感させられることが多々ありそうです。まあ、この献身的な姿勢に澤田さんは根っからの教育さんなんだなあと感心することしきりでした。受け手に分かってもらおうとする努力、これは私には決定的に足りません。 批判派という言葉は久しぶりに聞きましたが、この本を読んでいると、アメリカではちゃんと思想があって、運動があるんだなあということを感じました。日本で批判派というと、基本的にマルクス系の左派のイメージなわけですが、もっとファンダメンタルなものですね。分野によ
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