20世紀にモダニズムが出現する以前、美術史・建築史を研究することとは、様式を確定し、その変遷がなぜ起こったのかを探り、記述することであった。 特定の時代と地域に固有の様式が生まれるのはなぜか。 その問いに答えるため、ドイツを代表する美術史家ウィルヘルム・ヴォリンガー(1881-1965)は、アロイス・リーグル「芸術意志」という概念を援用した。「芸術意志」とは、特定の時代・地域の様式を創造せしめた固有の情念や衝動のことである。 人類史を見渡し、ヴォリンガーが掴み取った「芸術意志」の二つの祖型は、「抽象」と「感情移入」である。「抽象」には、人間と自然界との敵対的な関係が潜み、「感情移入」には、融和的な関係が潜んでいる。そして、それぞれから生み出された代表的な芸術様式は、エジプトのピラミッドに代表されるような幾何学的・抽象的な造形芸術と古代ギリシャの自然をそのまま写しとったかのような造形芸術であ
Aesthetic aspects of the theatrical event, or -what makes an event 'theatrical'?-
はしがき 阪上孝 [i-iv] ダーウィニズムと人文・社会科学 阪上孝 [3-43] <I.概念と論争>ダーウィンを消した女 : クレマンス・ロワイエと仏訳『種の起原』/ 北垣徹 [46-88] <I.概念と論争>カプセルのなかの科学 : スペンサー=ヴァイスマン論争 小林博行 [89-126] <I.概念と論争>「変質」と「解体」: 精神医学と進化論 大東祥孝 [127-158] <I.概念と論争>親族研究における進化概念の受容 : 進化から変容へ 田中雅一 [159-189] <II.進化論から見た社会>闘争する社会 : ルドヴィク・グンプロヴィチの社会学体系 小山哲 [192-236] <II.進化論から見た社会>『動物社会』と進化論 : アルフレッド・エスピナスをめぐって 白鳥義彦 [237-264] <II.進化論から見た社会>加藤弘之の進化学事始 武田時昌 [265-3
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