タイトル別名 Description of Sports Experiences: スポーツ経験を社会学する : 実践の固有な論理に内在すること スポーツ ケイケン オ シャカイガク スル : ジッセン ノ コユウ ナ ロンリ ニ ナイザイ スル コト ―実践の固有な論理に内在すること― A Focus on “Specific Logics of Practices” in Sports 本稿の目的は、スポーツ社会学が質的研究を行う上で重要だと考えられる論点を提示することにある。それは端的に言ってそのスポーツ実践がもつ固有の論理を描くべきだという点に尽きるだろう。スポーツ実践固有の論理を見つめることによって、スポーツ実践の中に研究対象の「社会的なるもの」を描くことが質的研究のダイナミクスである。だが、これまでのスポーツ社会学は、こうした「スポーツ実践固有の論理」を描くことにどこまで自覚的