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今村仁司のいらだち 「バカに教えることはない」──1993年当時、大学1年生だった私はこのような一言で始まる講義にとても驚いた。周りにはこの一言を聞いて、憤慨して階段教室を出て行く学生もいた。 分厚いメガネをかけたその大学教授は、そう述べた後、重たそうな鞄から分厚いコピーの束を取り出し、自らの近代論を延々と語りはじめた。それが今村仁司だった。 講談社選書メチエと言えば、誰よりもまず今村のことを思い出す。このシリーズの第1弾は氏の『近代性の構造──「企て」から「試み」へ』(1994年2月)だった。私が受けた講義も、この本の内容と大きく重なっている。 当時はまだ「ポストモダン」という言葉が流行していた。今村の思想的課題とはおそらくずっと「近代」にあった。それをどう批判し、捉え直し、組み換えていくのか、今村はずっとそれを考えていたように思う。 彼が最も真剣に取り組んだ労働の問題の背後にも、近代を
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