20~30歳代の男性では、年収が300万円未満の人の既婚率が、それ以上の収入の人の既婚率より大きく下回る傾向が見られるとし、少子化を食い止めるために若者への就労支援の強化を求めた。 11年の調査によると、20歳代の男性の既婚率は、年収が300万円未満の人は8・7%、300万円以上400万円未満は25・7%、400万円以上500万円未満は36・5%。30歳代の男性ではそれぞれ9・3%、26・5%、29・4%となり、白書は年収水準が結婚の可否に影響している可能性を指摘した。 また、05年の公表資料で雇用形態と既婚率の関係を見ると、30~34歳の男性では非正規雇用の場合は30・2%なのに対し、正社員では59・6%で、2倍近くの差があった。