在野研究者として生きるということーお金についての真面目な話 | 磯野真穂ブログ

本日のポストでは、あからさまには聞いてこないが、皆随分関心があるんだろうな、と感じるお金のことについて書いてみたい。 わかりやすくいうと、私がこの4年間、どのようにお金をやりくりしたのか、ということ。依頼された仕事の報酬について、どんなことを考えてきたかということ。 在野研究者を決意したときに立てた目標 前任校の契約が切れ、在野でやっていこうと考えたとき、私は次のような目標を立てた。 「研究者以外の仕事をせず、これまでと同じだけ稼ぐ」 （とはいえ、前任校で得ていた年収は、話すとびっくりされるほど低かったことは添えておきたい。） 別の仕事を持ちながら、在野の研究者として活動する人は何人もいる。家庭の状況などで、稼ぐことをそんなに考えなくていい人もいる。まず言っておきたいのは、私の目標は、そういう人たちのやり方の否定の上には立っていないということだ。ここは強調しておきたい。 その上で、であるが

[sirotar]

俺が知ってる範囲では人文社会科学の学者は実家が太い。同族会社の社外取締役やりながら学者ってパターンを3人、自分の資産管理会社持ちながらを2人知ってる。

[hituzinosanpo]

非常勤講師の仕事はインプットの維持という意味で貴重だったな。雇い止めされてからは あんまり がんばれてない。せっかくだから長文の論文を年に一本かくようにしてる。趣味でしかない。お金にはならない。

[mutinomuti]

メーカー修理だと1日5万交通宿泊費別はざらなので法人が依頼するなら知識はそのくらいの価値は見積もるべきだろう(´･_･`)

[nuara]

ビジネスとしてやる人の方が、内容の薄い本を売りまくり、露出も多くなる。結果的に、実際とはかけ離れたイメージを持たれている学問分野もある。

[rci]

ライター専業者向けには別の価格設定あるよ／研究者向けには、生計を立てる本業が執筆依頼と別にある前提で、そのうえで研究者本人の考えを広めるメリットもあるから低額でもお互いに利益がある、という設計

[urouro_again]

科研費の研究者番号とかeduroamとかは大学につながることで得られる資産かな

[repon]

"格差が問題だとか、仕事がないことがメンタルヘルスを悪化させるとか、非正規労働が問題だとか、そういうことを発信したり、そういう本を作っている人たちは、自分の足元で起こっていることをもっと真剣に考えて"

[charliecgo]

大学絡みの仕事は、本来専業非常勤のような働き方を考慮しないような価格設定だと思う。私は何冊か分担で本を書いたが、金がもらえたのは1回だけ。

[harururukun]

「学問はカネにならない」「非常勤は薄給」ってイメージがあまりにも定着しているよなぁ…。その構造が変わっていって欲しい。筆者の姿勢を応援したいわ。

[zgmf-x20a]

私も非常勤講師の肩書きがあるけど、それを主務となると辛いわな。というかそれだけの報酬で学問レベルが維持できていると思うのがどうかしてると思うのだけど…

[taskapremium]

“月4回授業をするだけでなく、授業準備、学生対応、成績評価などを含め、月2万５千円とか、3万円とかいった給与なのだ（※）。非常勤を５つやっても月20万を切り、その上社会保障はない。”>

[takilog]

お金のこと話すのが汚い、みたいな思想とつながっていそうとは思う

[hryord]

在野というのが何を指すのかよくわからん。兵頭二十八とか適菜収は在野の研究者なのか？とかね。

[toyoshi]

森博嗣「小説書けばいいだけでしょ？」

[ikura_chan]

今は研究費も委任経理なので、研究費取る人はどこか組織に所属してないと大変なのよね。

[osiripenpenski]

本で儲けるには部数伸ばすか単価を上げるかの二択しかない。印税アップは収益構造上無理っす。というのが従来の仕組みだが、それも耐用年数過ぎてるので別のマネタイズ方法を考えねばならんというのはほんとにそう

[gangan-56592]

大学は常勤でも、土日も受験生確保、年末年始は卒論、年中起きる学生のトラブルなど大変。特に廃学寸前の私立女子大に子育て世代で就職すると、伴侶に子育て負担押し付ける形になって建学精神と真逆になる皮肉

[oktnzm]

すごい。

[kingworld]

チケ代が仮に1500円だったら100人で売上15万円。ゲストに報酬1万円で会場費諸々考えたら利益はあまりない

[contractio]

たいへんだなぁ。

[WildWideWeb]

ギルドの正規構成員か否かで別世界なんだろう。あと気づいてるのは、常勤の非常勤に対する冷たい眼差しが正規社員の非正規に対するそれと相似形なこと。

[atahara]

「お金がないんじゃなくて、クリエーター側にお金を配分したくない、クリエータ側の報酬をギリギリまで抑えることで、社員の社会保障などが捻出されている。そういうことは起こっていないだろうか。」

[Vr3EUJZd]

大学は富裕層のレジャーランド

[santec1949]

ほいで結局学術書の書評に必要な金額は幾らなん。それまでの人生の成果と考えると依頼は一回数千万になる。恐らくそれ以下の適正額があるんやろう。それを教えて。いづれにせよ需要と供給の一致でないの。

[albertus]

問題はお金よりも時間だね。

[natu3kan]

広告みたく自分達の活動を認知して貰う為の活動ってなら逆にお金払ってでも露出しなきゃならんしなあ。

[rosechild]

専業非常勤で春休みは別のバイトしてる。非常勤講師組合の勧誘は組合費がきつくて見ないふり。10年パスポートはどこへも行けず切れた。数をこなして食べていけるけど質には自信がない。自分の研究？何それ食えるの？

[syu-m-5151]

“格差が問題だとか、仕事がないことがメンタルヘルスを悪化させるとか、非正規労働が問題だとか、そういうことを発信したり、そういう本を作っている人たちは、自分の足元で起こっていることをもっと真剣に考えてほ

[agrisearch]

「既存のシステムの外側で仕事ができたこと （１）の手助けをしてくれる人がいたこと 大学や学会の外側で人類学を「やる」活動を、独立前からずっとしてきたということ」

[shoh8]

“清貧思想という病い”

[ryotarox]

「> 大学の常勤職を得られなければ、途端に生活が苦しくなってしまう状況を改善するには、例で挙げたような仕事の依頼はおかしいという常識が成立する必要がある」「> 培った専門知識で生活していけるという環境」

[findup]

仕事を請ける側の意見としてはその通りだろう。ただ市場原理は働くのではないだろうか。その人が持つ知識や見識に対していくら払うのが妥当なのか？は払う側は考えると思う。

[ueshin]

知識という時間をかけないと得られないものが、なんでこんなに安く買い叩かれなければならないのだろう。非正規もエッセンシャルワーカーも、この国では労働の価値がなんでこんなに低いのか。

[tacticsogresuki]

人文科学系という事だが、研究を続ける意味では非常勤講師の仕事を一コマでも持つのは大事かも。ただそれ以外では専攻にもよるが日常社会は実践の場であると認識して多様なアプローチをすることが良いと思う。花開く

[nyankosenpai]

出版界隈は本当にお金がないけど「発信したり、そういう本を作っている人たちは、自分の足元で起こっていることをもっと真剣に考えてほしい」というのは同意。もうちょっと稼ぐこと考えてほしい