本の原稿のバージョン管理を始めて20年たちました - golden-luckyの日記

「本の編集ではテキスト原稿のバージョン管理しか勝たん」という信念を押し通してきて、そろそろ20年近くになりました。厳密には19年くらいだと思うので、タイトルは誇張です。 久しぶりに編集者にとってのバージョン管理に言及したくなったので書いてみました。 目次です。 なんで「テキスト原稿のバージョン管理」の話をしなくなったか 「誌面レイアウトしたPDFとか紙に赤字を入れる」で編集するのもう無理… そこでテキスト原稿のバージョン管理 具体的にどうすればいいのさ 前提からつらつら書いていたらやたらに長くなりそうだったので、全部捨てて書き直したのに、それでもそれなりに長くなってしまった。 最後の節に書いた「 「原稿の移り変わり」を管理するのではなく、「原稿にありうる無数の可能性」を管理する 」というヒントだけでも持ち帰ってもらえればうれしいです。 なんで「テキスト原稿のバージョン管理」の話をしなくなっ

[onk]

素人目では自動組版が無いと始まらないイメージ。という前提は持ってる上でバージョン管理とは、という話をしてるのだろうが、コード書いてるとブランチはいつもそばにいるのでそっちは「ですよね」という感想になる

[snobbishinsomniac]

そもそもWYSIWYGと編集の相性が悪いというのはよく感じる。だからWordで原稿が書けない私。LaTeXとかHTMLのように内容とレイアウトを分けるほうがいい。

[syou6162]

「原稿の移り変わり」を管理するのではなく、「原稿にありうる無数の可能性」を管理する

[hatebu_ai]

いわゆる創作物中の「パラレルワールド」って、宇宙編集者によって編纂・管理されたそれぞれの書籍の別バージョンだった、みたいなメタ設定のSFやファンタジーは、あるのかもしれないなー

[field_combat]

「『原稿の移り変わり』を管理するのではなく、『原稿にありうる無数の可能性』を管理する」

[yarumato]

“編集者。誌面レイアウトしたPDFとか紙に赤字を入れる編集は無理があるので、テキスト原稿のバージョン管理を導入。編集という仕事はそもそも、原稿の移り変わりではなく、原稿にありうる無数の可能性を管理する”

[snobsnog]

同人原稿書くのにgit管理してるけど区切りを作りにくいんだよなー。隙間時間の細切れで描くから、ブランチの扱いちょっとまだ迷ってる。どの時点でマージすんのが最適だ？的な。

[BlueSkyDetector]

身近なところだとちょっとした製品マニュアルとかなら社内でもRe:VIEWでgit管理したテキストから最終版pdfまで生成するようになった。 もっとグラフィカルなものについては未踏で開発されてたTwightに期待してる。

[zu2]

“「原稿の移り変わり」を管理するのではなく、「原稿にありうる無数の可能性」を管理する そのために、「原稿はコンピューターで差分を自動取得可能な状態でなければならない」という感覚に慣れる”

[marmot1123]

かっこいい。

[versatile]

しか勝たんって言われてもな