スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)の北方ヌビア(Nubia)にある王家の墓のピラミッド群(2007年3月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/KHALED DESOUKI 【5月6日 AFP】北アフリカに位置するスーダン北部の砂漠地帯で、2000年以上にわたって埋もれていた遺跡が少しずつ姿を現す。手押し車やシャベルを使い、汗だくになった労働者たちが、ピラミッドや寺院など古代の遺跡を掘り起こしていく。 それでも、この国の豊かな遺跡群の大半は、まだ埋もれままだ。発掘されたものでさえ、部外者にはほとんど知られていない。そんな現状を、中東の国カタールの資金援助による前代未聞の1億3500万ドル(約138億円)規模のプロジェクトが変えようとしている。 ここは、スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)北西約300キロのエルクッル(El-Kurru)にあるナパタ(Napata)の都市遺跡群だ