都内で記者会見する国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)日本代表の土井香苗(Kanae Doi)氏(左、2014年5月1日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【5月2日 AFP】日本では親元から離れた子どもの9割近くが養護施設に入れられており、里親に育てられている割合は先進諸国中、最も低いとする報告書を国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)が1日、発表した。 報告書によると、生みの親から離れた子どものうち、里親に養育されている子どもはわずか12%で、それ以外の数万人の子どもたちは、人手の足りていない養護施設で生活している。これは経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進諸国の中で最も割合が低い。 例えばオーストラリアでは、こうした子どものうち93.5%が里親の元で暮らしてい