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ブックマーク / blog.tinect.jp (209)

  • 記憶も記録も消え去っていく時代に

    手袋 もう、春だ。暖かくなってきている。それなのに、手袋の話をする。 冬、ラジオのパーソナリティーがこんなことを言った。 「以前は冬となればみな手袋をしていたのに、今はスマートフォンのせいか、あまり手袋をしていない」。 おれはそれを聞いて、思い当たることがあった。 コロナウィルスがやや低調になった秋だか冬だか、女の人と買い物に行った。 女の人は「手袋を買いたい」と言った。手袋を探した。 が、なんというか、手袋があまり売られていないのだ。 手袋売り場がない、少ない、そんなふうに感じた。そのときも、そんなことを言った。 「あれ、手袋ってこんなに売ってないものだっけ」。「なんか、選べない」。 あくまで、関東、南関東のラジオと、南関東に住むおれたちの話である。 それは明確にしておくべきだろう。だが、少なくとも南関東においては、そんな実感があった。 あれ、みんなスマートフォンの操作を優先して(スマー

    記憶も記録も消え去っていく時代に
    goldhead
    goldhead 2022/03/29
    ネットの(おもにどうでもいい)情報が、黎明期に思っていたのと比べて簡単に失われることへの残念さを書きました。どうでもいい情報を後世に残したい。
  • 「依頼された仕事をやらない人」は、なぜあれほど言われても、仕事をしないのか

    私は、あらゆる組織・個人の中に、「依頼された仕事をやらない人」を見てきた。 例えば、コンサルティングに訪問した会社のプロジェクトチーム内に。 あるいは、執筆を依頼したライターさんに。 またあるいは、会社の同僚・部下に。 彼らは確かに、「依頼された事柄」に対して、「はい、引き受けます」という。 しかし、遂行される気配がない。 心配になって、「あれはどうなりましたか」と聞く。 すると「あ、すいませんやります」と返ってくる。 しばらく待つ。 それでも何も遂行される気配はない。 もう一度「この仕事、やりますか」と聞く。 「やります」と返信がある。 それでも、何も遂行される気配はない。 結局、こちらから連絡するのをやめ、処理はこちらでやることになる。 こういう人々には、「引き受けたじゃないですか!」と怒ったところで無駄であるし、代わりの人を探したり、時には自分でやったりしたほうが早いからだ。 でも、

    「依頼された仕事をやらない人」は、なぜあれほど言われても、仕事をしないのか
    goldhead
    goldhead 2022/03/24
    ヴェッ>"あるいは、執筆を依頼したライターさんに。"
  • 死体画像のない戦争報道について思う

    戦争の情報 これを書いている現在、国家間戦争が行われている。ロシアウクライナがある。 これを書いている時点では、その終わりは見えていない。このさきどうなるかわからない。 それでも、戦争についての報道は洪水のように自分たちに迫ってくる。 精神的に不安定な人、感受性の強い人などは、テレビなどのマスメディアの情報も、ネットで流れてくる情報も絶ってしまったほうがいいかもしれない。 他人事ではないとはいえ、日は当事者そのものではない。それで心を病むこともないだろう。 それでも、どうしても遮断を乗り越えてまで伝わってきてしまう悲劇があり、それを知ってしまう。 情報化社会を生きる上で、避けられないことではある。 ミサイルによる破壊、倒れる人々、地下壕での悲惨な暮らし……。 これを見ていて気分がよくなる人間というのは……いないとはいえないけれど、かなりの少数派だろう。 これを書いている現時点ではなんと

    死体画像のない戦争報道について思う
    goldhead
    goldhead 2022/03/17
    寄稿いたしました。タイミング的にどうかという話題ですが、昔から考えていた話です。/今日は「ないほうがいいな」と思いました(https://goldhead.hatenablog.com/entry/2022/03/17/124617
  • 片付けられない人間の言い分を聞いてくれ

    おれは片付けられない おれは「片付けられない人間」である。 おれの内心のことなので証明のしようがないが「片付けようとしない」ではなく、「片付けられない」人間だ。 たまに、「片付けられない人間」について書かれたことを読むこともある。 だいたいが、発達障害だとか、ADHDだとか、そういう言葉と一緒に語られている。 おれは双極性障害(躁うつ病)という手帳持ちの精神障害を抱えているが、発達障害方面については診断を受けていない。 かかりつけの医師が、双極性障害についての治療を優先すべきで、発達障害方面の診断、治療は後回しでいいとしているからだ。 とはいえ、おれは「片付けられない人間」についての話やなにか、とにかく発達障害の事例とあまりにも自分が適合するのを何度も何度も見てきた。 だからといっておれが発達障害であるとか、ADHDであるとか言うことはできない。診断を受けていないからだ。 だから、以下に書

    片付けられない人間の言い分を聞いてくれ
    goldhead
    goldhead 2022/03/09
    寄稿いたしました。片付けられないある人間の内心に迫ったドキュメントです。よろしくおねがいします。
  • 暴力によって成立してる世界であっても、自虐の刃を突きつけろ

    自分に向ける刃が他人に向かう 佐藤優と斎藤環の対談である『なぜ人に会うのはつらいのか』にこんなやりとりがあった。 斎藤 ……で、そんな彼らも、実は優生思想を自ら振りまいている部分があるんですよ。自分が疎外されたと感じた時に、彼らが必ずと言っていいほど口にするのが、「俺なんか生きていてもしようがない」というひと言なのです。なぜなら、金も稼げない、生産性もない、何の役にも立っていないのだから……。しかし、そうやって並べていくロジックの全てが、「役に立たない人間は生きているな」という優生思想に、見事に収斂されてしまう。 佐藤 往々にして、そうやって自分に向ける刃は、他人にも向くことになります。 おれは、これについて思い当たるところがあった。 おれは常々、自虐を振りまいている。振りまいている自虐の「自」からはみ出ないように気をつけてはいる。 しかし、気をつけたところで受け取り手が「これは自分のこ

    暴力によって成立してる世界であっても、自虐の刃を突きつけろ
    goldhead
    goldhead 2022/02/25
    寄稿いたしました。「こいつは自虐ばっかりしているな」と思われているであろう、自虐芸人のわたくしの思いです。
  • 田舎からはるか遠き「食文化のセンス」

    ネットの風は、ときにぞっとするほど世知辛い。 2022年2月の上旬に巻き起こった、イタリアンファミリーレストラン「サイゼリヤ」を巡る話題もそうで、「サイゼリヤに男性が女性をデートに連れていく」という行為を巡ってさまざまな人が意見を述べ、ちょっと政治的なステートメントを表明したりして盛況だった。 くだらない話のように見えて切実なテーマだったから、話題の連鎖反応が起こったのだろう。 とはいえ、これ自体は長くネットを眺めている人には既出の話題ではある。 そうしたなかで私がしみじみと感じ入ったのは、以下のような枝葉の議論についてだ。 「高過ぎず気取ってなくて居心地のいいそこそこセンスのある美味しいお店」を探索・提示できる能力って、まさに文化ど真ん中としか言いようがない。尤も、どの分野でも「コストがかかりすぎず気取ってなくて居心地良くてセンスのある○○」って文化ど真ん中だよね。それらを認めた

    田舎からはるか遠き「食文化のセンス」
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    goldhead 2022/02/22
    サイゼに行くのも躊躇するレベルで貧乏を続けたままおっさんになったおれにも、「はるか遠き」だ。
  • クリエイティブとは躁鬱の波乗りピカチュウである

    ちょっと前になりたい職業ランキングでライターが1位になったんだそうだ。 大人がなりたい職業ランキング1位はライター、2位は? | マイナビニュース 「大人がなりたい職業ランキング」1位は、「ライター(Webライター)」(56人)だった。「在宅でできる」「場所や時間を縛られることがない」というメリットに魅力を感じている人や、「文章を書くのが好き」という人が多かった。 これに対する先達方の反応が味わい深い。 WEBライターって数字取ってナンボ、つまり目立ってナンボの世界なんだけど、目立てば目立つほどアンチも生まれやすいし、書いた記事に「なんでお前に上から言われなあかんの?」とか「ちゃんと読めや」とか言いたくなるようなコメントがモリモリつくようになるので、病むか発狂しがちです。 — ヨッピー (@yoppymodel) December 13, 2021 もう同時期デビューして仲良しの人、2人し

    クリエイティブとは躁鬱の波乗りピカチュウである
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    goldhead 2022/02/18
    双極性障害(躁鬱病)のおれ思うに、なにか長めの文章を書こう(クリエイティブ笑)とするときは軽躁であることが多い。内容がポジティブであれ、ネガティブであれ。抑うつで動けないときは何も出来ないので論外。
  • 独身中年のおれは社会の「不審者」であることを甘受する

    独身中年の不審者度 『見知らぬ人はすべて「不審者」、行き過ぎた通報も…平日昼間に出歩く中年男性の僕が困惑した理由』という赤木智弘氏の記事を読んだ。 平日の昼間に中年男性が一人でうろついていると、「不審者」扱いされる現実があるんじゃないか。 声優の落合福嗣氏なんて、平日に娘と公園で遊んでいただけで通報されたぞ、という話だ。 防犯としての「挨拶」を教育している例もあるし、なんでもかんでも「事案」になってしまう世の中ってどうなん? 偏見があるんじゃないの?……というような内容かと思う。 これに関して、おれも当事者の一人ということになる。 というか、通報する側である子供連れの親、あるいは子供そのものといったものも当事者であって、社会のほとんどの人間が当事者といえるかもしれない。 とはいえ、やはり中年独身男性で単独行動も多いおれは、「不審者」の対象たりうる一番の存在であって、我が事と思わざるを得ない

    独身中年のおれは社会の「不審者」であることを甘受する
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    goldhead 2022/02/15
    寄稿いたしました。怯えながら生きているか弱いおっさんです。
  • 占いもなにも信じない知人が「整体」の効果だけは力説していて、ちょっと驚いた。

    なんであなたが整体に? 二十年以上つきあっている人がいる。その人は性格として神秘的なものや宗教的なものに対して、ひどく懐疑的だ。 懐疑的というか、ちょっと遠くからバカにしているようなところがある。占いもなにも信じない。そういうところがある。 つきあいが長いので、その人にはその人なりのエキセントリックさがあるのは知っているが(美大出のデザイナーだし)、そのエキセントリックさは、そういう方面にはまったく向いていない。 デザイナーにはその感性ゆえか新興宗教にはまってしまう人もおり、そういう勧誘も受けたりもしたが、なにも影響受けることなく生きてきた。 が、その人が「整体」に通っているということを聞いて少し驚いた。 なるほど、座り続ける仕事ゆえに、腕がしびれるなど身体に問題があるのは知っていた。が、そんな場合は整形外科にでも行くものと思っていた。 というか、整形外科に通っていたが効果がないと言ってい

    占いもなにも信じない知人が「整体」の効果だけは力説していて、ちょっと驚いた。
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    goldhead 2022/02/03
    寄稿いたしました。「整体」ってどうなんでしょうかね? から、信心のようななにかについてのお話です。
  • 才能のない精神障害者にはロールモデルが存在しない

    ロールモデルの存在 ロールモデル。参考にすべき先達者。自らがそうなりたいと思えるような存在。そんなものだろう。 一般的な人間。例えば、大学を出て上場企業に勤めているような人にとっては、そのロールモデルを探すのは難しくないことだろう。 定年まで勤め上げて(いま現在、それが難しいかもしれないという話はあるかもしれないが)、老後は年金をもらってどうする。あるいは、早期に退職して別道を歩む、ベンチャー企業に転職する、などなど。 そんなロールモデルが身の回りや、あるいはネットを検索して出てくるのならばよい。 人生の指標になる。そのとおりの道を歩まずとも、ある程度の目印にはなるだろう。 が、おれのような人間はどうだろうか。 大学中退の高卒、そして精神障害者。実家が太いも細いもなく、一家離散済み。 そして、っていけるだけのさしたる才能もない。なんとなく生かされてしまっている。そんな人間の、ロールモデル

    才能のない精神障害者にはロールモデルが存在しない
    goldhead
    goldhead 2022/01/26
    寄稿いたしました。今の時代、どんな人間にも前の時代の人間の生き方が参考になるかどうか自体あやしい話ではありますが。
  • 人の金で生かされている「赤字人間」に生きる価値はあるのか

    心情的な赤字です 赤字の零細企業で働く、ある人間、すなわちおれの心情というものを書きたいと思う。 赤字企業というと、「全国の企業の六割だとか七割だとかは赤字だ」とか、「節税目的であえて赤字にすることもある」などと言われそうだ。 だが、おれの言う「赤字」とは、心理的、心象的、お気持ち的な赤字のことと断っておく。 というのも、万年赤字だったわが零細企業は、親会社的なところができて、そことの関係上、数字的には黒字企業だからである。 とはいえ、親会社的なところに対しては赤字の存在であって、大赤字の存在であって、結局のところ、赤字なのである。 生殺与奪の権は親会社の社長の一存であって、その一存というのも親会社のステークホルダーによって左右され、結局のところ赤字なのだ。 赤字的個人の心情 というわけで、おれは赤字的存在である。 おれはおれの生活を成り立たせるための、十分な生産をしていない。 これが厳然

    人の金で生かされている「赤字人間」に生きる価値はあるのか
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    goldhead 2022/01/18
    寄稿いたしました。気分がささくれているときに書いたものですが、自分の根源的な恐怖はここにあるような気もします。
  • 「ひどく失敗した人たち」に感謝したい。

    私が以前在籍していたコンサルティング会社の一部署では、「失敗」という言葉を使うことが禁止されていた。 代わりに「成長ネタ」という言葉を使いなさい、と。 会社は、「失敗」を、公式に次のように言っていた。 失敗は「成長ネタ」です。成功よりも成長ネタからの方が、学ぶことは多いです。 成長ネタは、全く恥ではありません。 正直なところ、当初は「呼び方だけ変えてもね……」と懐疑的であったが、のちに、これは全く私が間違っていたことがわかった。 「成長ネタ」と呼ぶことで、失敗の公表に対してポジティブな態度をとれる人が増えたからだ。 * 私がチームリーダーを務めていた時、一人の部下が、顧客から苦言をもらってしまったことがあった。 原因は、説明不足によるもので、お客様の誤解とはいえ、こちらに非があるものでもあった。 これは、再発防止をしなければならない。 しかし、「十分に説明をしなさい」だけで、それが徹底され

    「ひどく失敗した人たち」に感謝したい。
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    goldhead 2022/01/13
    失敗を経験と呼べる人は強いなと心底思うが、どれだけの人間が強いのかどうか。あと、失敗できる余裕があるかどうか。
  • 比較されて、負けてしまった人間に救いはあるのか

    マックス・シュティルナーが言ったかもしれないこと 栗原康という人の『何ものにも縛られないための政治学』というを読んだ。 そこに、マックス・シュティルナーという思想家の考え方が紹介されていた。 シュティルナーは自由主義を三つに分けたという。 (一)政治的自由主義……カネによる支配 (二)社会的自由主義……社会による支配 (三)人道的自由主義……人間的なものによる支配 政治的に自由になる。すると、人はカネによって上に立ったり、下に置かれたりする。カネがすべてを支配する。 それじゃあいけねえとなって、金持ちが支配するなんてやめて、社会のためにみんなやっていこうとなる。 みんながみんなのために。一見、悪くない。 だが、その世界ではかられるのは、人がいかにみんなのために、社会のためになることができるかどうかだ。 みんなのためにならないことは評価されないし、みんなのためにならない人間は糾弾され、排除

    比較されて、負けてしまった人間に救いはあるのか
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    goldhead 2022/01/07
    寄稿いたしました。人間性みたいなものを総合的に評価して、そこで負けてしまった人間には立つ瀬がないよな、という話です。
  • 50歳になってようやく気付いた、人生で重要なことと、後悔したこと。

    僕はいま、40代最後の数日を過ごしていて、このエントリが公開されているときには(急病や事故などで世を去っていなければ)50歳を迎えているはずです。 僕の両親はともに50代で人生を終えているので、ああ、もうここまで来てしまったか、終活とかも考えなければならないのかな、という感慨とともに、こんな悟りには程遠い年齢、成熟度で命が尽きるとき、両親はどう考えていたのだろう、納得できなかったんじゃないか、と想像もするのです。 命というのは、人が納得するしないにかかわらず、終わるときには終わる。 最近、周囲の人の若くしての思いがけない訃報が続いて、僕自身混乱もしているのだけれど、その一方で、「まだ自分の番ではなかった」ことに、少し安堵もしてきました。 それでも、いつかは順番がまわって来る。 今の世の中の全体像としては、50代くらいは、まだ「現役世代」であり、そこまで老け込むことはないのかもしれませんが

    50歳になってようやく気付いた、人生で重要なことと、後悔したこと。
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    goldhead 2022/01/06
    明日また来てください。本当の「敗者の遺言」をお見せしますよ(なぞの自信)。
  • 転職未経験の方には信じられないかもですが、「ちょっと給料がいい」という程度でも、気軽に転職する人は珍しくないです。

    ホーム > 転職未経験の方には信じられないかもですが、「ちょっと給料がいい」という程度でも、気軽に転職する人は珍しくないです。 この記事で書きたいことは、大体以下のようなことです。 ・転職未経験のマネジメント層の人が、「転職というものは非常にハイリスクであり、転職を決断するからにはよほどの理由がある筈」と考えているのを観測した ・個別のケースについては色々とあるだろうけど、現在「転職」というものは昔よりずっとやりやすくなっており、ちょっとした待遇向上や「環境を変えたい」程度の理由で気軽に転職をする人も増えている ・マネジメント層が、転職について「非常にリスクが高く、滅多なことではしない」ものだと考えていると、離職対策を誤る可能性がある ・そういった認識齟齬を防止する為に、転職をする気がなくても転職活動をしてみるのは悪くないかも知れない 以上です。よろしくお願いします。 *** ということで

    転職未経験の方には信じられないかもですが、「ちょっと給料がいい」という程度でも、気軽に転職する人は珍しくないです。
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    goldhead 2022/01/05
    高卒底辺で環境が変わることを何より恐れている自分にはまるで縁もなく、想像もつかない世界だ。今の零細企業が潰れたらおれも食えなくなって死ぬだけ。
  • 発達障害には”嫁”が必要だ

    ずっと前から言語化しようしようと思っていたことを言語化する糸口がやっと見つかったので、今日はそれを書いてみよう。 どういうことかというと、「発達障害には”嫁”が必要だ」、といった内容だ。 人と喋るのが苦手な医者とかいても、愛想いい婦長が転がしてたり。 コミュニケーションの障害ある人は、自分と社会を繋いでくれる婦長さんを必死で探さないといけない時代なんですね。 https://t.co/mV1zdTuTOr — オブネコ (@nannyofcat) December 13, 2021 先日、ツイッターのタイムラインで上掲ツイートを発見した。 いまどきの医者にはコミュニケーション能力が求められてやまず、聞き取れない唸り声をあげる医者、空気や文脈の読めない医者、まともにインフォームドコンセントを進められない医者は、良くないとされている。 ところがひと昔前までは、医者自身にコミュニケーション能力が

    発達障害には”嫁”が必要だ
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    goldhead 2021/12/24
    AI技術がそういったアシスタント、マネージャー、秘書、通訳的役割を果たせるようになるのか、やはり人間だけの領分なのか。
  • おれはいつ宇宙への想いを失ってしまったのだろう

    地上で財をなした金持ちが宇宙へ行く たまには宇宙のことも考える。 ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作さんが宇宙へ行った。 ちょっとした無重力体験ではなく、それなりに国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する。 これについて、金持ちの道楽だとかなんだとか批判的な声もある。 だが、おれの感想は違う。 「すげえな!」。これである。 なにせ宇宙へ行くのだ。 宇宙はやばい。死ぬかもしれない。 海の男たちの言葉に「板子一枚下は地獄」というのがあるが、宇宙空間だって隔壁一枚向こうは地獄だ。なにせ空気がない。 空気がないところに行けるならまだしも、その前にロケットによる打ち上げがある。 ロケットによる打ち上げによる人身事故(人身事故という言葉がふさわしいかわからないが)は、ひょっとしたらあの1986年のチャレンジャー号爆発事故からだろうか。 いや、違った。コロンビア号空中分解事故というのもあった

    おれはいつ宇宙への想いを失ってしまったのだろう
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    goldhead 2021/12/21
    寄稿いたしました。まだ宇宙時代に参加できない人間が見上げるすっぱい宇宙の話です。
  • 老いによる限界は避けられないけれど、全力疾走する中年として今を生きたい。

    生物学的な加齢と社会的な加齢によって、人生のシーンはどんどん変わっていく。 30代になった頃も、40代になった頃も、目の前に現れた新しい状況や展望に驚かずにいられなかった。 とはいえ驚いてばかりでは、人生の新しいシーンに振り回されるというか、消極的にしか対処できない。 だから私はいつも年上の人々の言葉のなかに人生の未来予測に役立ちそうなヒントを探し、それをあてにしてきた。 でもって、最近立て続けに年上の人のありがたい言葉が視界に入ってきた。 これから紹介する2つのテキストはどちらも参考になるもので、みようによっては、「あなたならどうする?」と問いかけているようにも読める。 これらを皆さんと共有したうえで、今の生を振り絞ること、生き急ぐことについて所感を書いてみたい。 1.「中年になって起業したあの人が引退するだなんて」 はじめに、私が読んで衝撃を受けたブログ記事を紹介する。 50歳以降の男

    老いによる限界は避けられないけれど、全力疾走する中年として今を生きたい。
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    goldhead 2021/12/15
    精神障害になってから久しいが、もう、人生の先のステージは諦めざるをえず、底辺の周回遅れを這いつくばって、それでも死ねないでただただ老いゆく毎日を過ごしている。
  • みんなが好きなものはそれなりの理由があって、プロと言えど、そこを軽視してはいかんのだ。

    おれがおれの社会人性に疑問をいだいている 仕事の話をしたい。おれも一応は働いているからだ。 働いている以上は、仕事の話くらいしてみたい。そういう気持ちになることもある。 「一応は」と書いた。 実はおれ、実家の太い大金持ちであって、不労所得で遊んで暮らしていてもいいのだが、世間体もあって……みたいな夢を見た。 一応は、と書いたのは、おれがおれの社会人性に疑問をいだいているからだ。 大学を中退してふらふら親の金で遊び暮らしていたら、いきなりの一家離散。 記憶があやふやななか、気づいたら零細企業に勤めていた。 それで、なんとなく働いていて、知らない間に正社員になっていた。 だからおれは、いつから働き始めたのか、履歴書に書けない。というか、生まれてからこのかた、履歴書を書いたことがない。 この、ふらふら、あやふやをずっと引きずって、もう二十年くらいになる。 ちゃんと就活をして、大学を出て、新人研修

    みんなが好きなものはそれなりの理由があって、プロと言えど、そこを軽視してはいかんのだ。
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    goldhead 2021/12/13
    寄稿いたしました。めずらしく仕事のお話です。
  • おれが抑うつ状態になったときのことを書き留めておきたい。

    うつ)」という言葉はわりと広い概念ではないかと思う。 もちろん、「うつ」=「うつ病」=「大うつ病性障害」と考える人もいるだろう。 とはいえ、信頼にたるかどうかわからないWikipediaでも「抑うつ」として項目があるように、「抑うつ状態」というものがある。 その根っこは、いわゆる「うつ病」である「大うつ病性障害」であることが多いのかも知れない。 しかし、実態、その原因は多岐にわたるといっていい。 たとえば、大切な人を喪ったとか、職を失ったとか、そういう人生上のイベントで気が塞ぐ場合もあるだろう。 それで抑うつ状態になることもある。 それは人間の心理として当たり前のことではあるので、病気としてみなされない場合もある。 おれはべつに「だ死のう」という軽い使い方をしてもいいと思う。 ちょっとした軽く不愉快な出来事でも、人はになると思う。 とはいえ、おれは双極性障害と医師にも行政にも認め

    おれが抑うつ状態になったときのことを書き留めておきたい。
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    goldhead 2021/11/26
    寄稿いたしました。双極性障害(II型)、いわゆる躁鬱病のおれの「実録・抑うつ状態」です。あくまでおれひとりの例ですが、参考までにどうぞ。/躁状態版書きました(https://goldhead.hatenablog.com/entry/2021/11/26/125544)。