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ブックマーク / ameblo.jp/kyupin (4)

  • 『精神科医の年齢によるベンゾジアゼピン処方の温度差』

    ベンゾジアゼピンは抗不安薬や睡眠薬として処方されてきた歴史がある。年配の精神科医はベンゾジアゼピンの処方経験の多さと副作用で困った経験が稀なためか、ベンゾジアゼピン処方に対し若い精神科医より抵抗がない。 ここで言う若い精神科医とは40歳代以下くらいであろうか? 近年は不安障害に対し、安易にベンゾジアゼピンは処方しない方針で治療が行われることが多い。ベンゾジアゼピンではなく、SSRIが主流になっているからである。 このブログでは、不安障害に対してベンゾジアゼピンを全面的に否定しないポジションで記載している。僕があまりベンゾジアゼピンを不安障害に使いたくないのは、次第に処方錠数が多くなりかねないという気持ち的な部分が大きい。処方はシンプルな方が良い。また全面的に否定しない別の理由として、日人はSSRIを副作用的に服薬できない人が少なからずいることも関係している。 また、SSRIは服用し続けて

    『精神科医の年齢によるベンゾジアゼピン処方の温度差』
    goldhead
    goldhead 2023/11/15
    この本(https://www.amazon.co.jp/dp/4880029211/)に、抗不安薬の第一選択薬がベンゾからSNRIになってきているから双極症に処方が難しいみたいなこと書いてあって、ためしにレキソタンをSNRIに代えてもらったら合わなかった。
  • 『コンビニのアルバイトができる人はレベルが高い』

    精神疾患によりアルバイトも向き不向きがある。僕はコンビニのアルバイトができる人はポイントが高いと思う。これは、コンビニでアルバイトができる人は他のアルバイトも広くこなせそうと言う意味である。ここでは、ミスが多く店長に叱られてばかりの人はできるとは言わない。 ある日の診察中、コンビニは色々なことを覚えねばならず、同時にしないといけない業務も多いので大変と言う話が出た。 現代のコンビニはキャッシュカードや交通系パスモなど様々な支払い方法があるし(チャージも含め)、税金の支払いや住民票も取れるようになり、レジ打ちだけできるのでは到底務まらない。 ADHDの患者さんで、コンビニよりもう少し易しそうにみえる居酒屋のアルバイトで、大学生なのにミスがあまりにも多く、店長から高校生やフリーターより遥かに仕事ができないと言われショックを受け、精神科に初診した人がいる。 これは障害に由来するミスの多さと仕事

    『コンビニのアルバイトができる人はレベルが高い』
    goldhead
    goldhead 2022/10/09
    発達障害でも向いている仕事があれば救われる。おれのような双極性障害の無能は、ときどき起き上がれなくなる時点で仕事の向き不向き以前の問題だ。それはほとんどの仕事で許されないことだ。
  • 『神田橋條治先生のことなど』

    時々、病棟や外来の看護師さんから紹介状の文章が上手いと言われる。「なぜあんな風に書けるんですか?」とか。これはたぶん医学的内容ではなく、診ていただく医師への配慮などを指しているのではないかと。その理由は専門ではない医師への紹介状も上手いと言われることがあるからである。 ある時、鹿児島に転居する患者さんの紹介状を書いた。転居する病院はわからないので紹介病院は無記名にした。その患者さんは診断に迷う患者さんだったこともあり、診断理由まで記載したため3ページ半ほどになった。 なんと、その患者さんは神田橋先生にかかったと言うのである。当時、神田橋先生が鹿児島の病院で診療していることなど知らなかった。神田橋先生の診察には大勢のギャラリーがおり、彼らの前で紹介状の内容が素晴らしいととても誉めてくれたと言う。「こんな医師は鹿児島にはいないと」(鹿児島の精神科医の方には失礼な内容ですいません。) しかし、そ

    『神田橋條治先生のことなど』
    goldhead
    goldhead 2020/05/25
    精神障害者よおれが本を通して知る限り(http://goldhead.hatenablog.com/entry/2019/11/15/002633)、達人、カリスマ、オカルト、といったところか。まだ、精神医療にはオカルトが必要かと思うこともある。
  • 『双極性障害のうつ状態エピソードに対する治療についてNEW!』

    双極性障害うつ状態エピソードは、自殺という最悪の転帰をとるリスクを含め、精神科医にとってもどのような治療方針で臨めば良いのか難しい病態だと思う。 双極性障害の患者はなんと15%が自殺すると言われている。これは双極性障害の重さや治療の難しさと関係が深い。 個人的な治療経験から来る重要なポイントは、試行錯誤を面倒がらないことである。 このブログでは、パソコンやタブレット、ヤフオク、旅行音楽などの話の中で「面倒」というフレーズが良く出てくるが、僕は日常臨床ではあまり細かいことを面倒がらないタイプである。これは時々「自分は積極的なタイプの精神科医」という記載内容を反映している。日常生活のさまざまな場面で面倒がるのは、日常臨床の消耗から来るのかもしれないと真剣に思うほどだ。 現在、双極性障害うつ状態に対し最も有効とみなされている治療法は、皆、意外に思うかもしれないが、 ジプレキサ+プロザック(

    『双極性障害のうつ状態エピソードに対する治療についてNEW!』
    goldhead
    goldhead 2016/08/01
    そうか、処方薬のオランザピンと一緒に(中略)を食べているおれの選択は間違いじゃなかったのか。
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