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柄谷行人に関するhallucinaのブックマーク (2)

  • 『星を追う子ども』公式サイト/新海 誠 最新作

    MC:それでは新海監督をお呼びいたします。4年ぶりの『秒速』の上映、監督いかがでしたか? 新海:『秒速5センチメートル』は、もう4年も前の作品で、こちらの劇場でも上映させていただいたのですが、僕にとっては特別な作品だったんですね。なぜ特別なのかというのはこのあとお話しさせていただきます。1週間前に僕たちの最新作『星を追う子ども』が公開になり、池袋と新宿で舞台挨拶をしてきたのですが、その時にちょうど、4年前にこの劇場でお世話になったスタッフの方がサイン会に来てくださり、「うちのキネカ大森にも来てください」と言われ、それで今日の舞台挨拶とティーチインが実現しました。そんなふうに、人と人のつながりがこの作品を中心につながっているということを実感します。 MC:改めて、監督にとって『秒速』はどんな作品だったんですかね? 新海:実は、ちょっと愛憎半ばの作品なんですね。というのは、新作『星を追う子ども

  • 柄谷行人【埴谷雄高とカント】

    私は埴谷雄高について多少の個人的思い出があるが、そんなことを書くのは無意味である。ある思考が徹底的な形を示した場合、最上の追悼はそれを「批判」することである。西田幾多郎について、戸坂潤は、独自の東洋的な哲学者であるという定評を否定し、近代西洋のロマン主義・観念論・美学の圏内にあること、それゆえに広範な影響力をもったにすぎないということを指摘した。同じことが、西洋近代の思考を越えたといわれる埴谷雄高についてあてはまるだろうか。ある意味ではそうである。 埴谷雄高は獄中でカントの『純粋理性批判』に震撼され、さらに、カントが見出した理性の限界を、構想力(想像力)によって突破できるのではないかと考えたと記している。だが、それはフィヒテやシェリング、ノヴァーリス、あるいは西田幾多郎のようなロマン主義者(観念論者)がやろうとしたことでもある。現実に何も実行できないときに、ひとはそれを思考によって、想像力

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