4月に政令指定都市に移行する相模原市は18日、2010年度当初予算案で子育て環境の充実に重点を置く方針を明らかにした。待機児童の解消や、保護が必要な児童の支援などの施策を推進する。 市は待機児童対策に、予算案で約8億2100万円を計上。小田急線相模大野駅周辺に認可保育所3カ所(合計定員200人)を新設、従来施設の2カ所の建て替え(合計50人の定員増)、2歳までの低年齢児を受け入れる分園を3カ所(合計定員110人)に設ける。認可保育所と分園は2011年4月までの開所を目指し、合計で360人の定員増となる。このほか、認定保育室を増やすなどの対策も行うという。 市健康福祉局によると、昨年10月時点の市内の保育所待機児童数は765人。不況を背景に働く母親が増えたことなどから、右肩上がりで増えている。JR橋本駅や小田急線相模大野駅周辺などで特に増加しているという。 政令市移行に伴い、新たに市が