大都市部を中心に、中学入試が1月中旬から2月にかけてピークを迎える。 文部科学省が小学校の英語を教科化する方針を打ち出すなか、英語を入試科目に取り入れる私立中が増えた。知識量より「思考力」を問うとして、適性検査型の試験を行う中学も目立っている。 高校レベル出題「グローバル入試」も 小学5、6年生で英語が教科化されるのは2020年度だが、英語学習への関心は高まっており、塾で学ぶ子も多い。中学入試の模試を行う「首都圏模試センター」(東京都)によると、帰国生枠以外で英語を入試科目とする首都圏の私立中は、30校を超える。約半数は今年から導入。希望者が選択して受ける方式が多い。 東京都市大付属中では今年、算数、作文と英語で選抜する「グローバル入試」を始める。若干名の募集で、英語教室で学習した子や、国内のインターナショナルスクール出身者らの受験を想定し、英検準2級(高校レベル)程度の出題を行う。「英語