自民党県連の河上茂幹事長は22日、千葉市内であった県連大会で東京オリンピックに言及し、「国民の7割近くがやらない方がいいと言っている。意地でもやろうとしている国家が、オリンピックが成功するのか、問題だ」と発言した。新型コロナウイルスの感染拡大で五輪開催を疑問視する意見が増えるなか、開催を目指す政府と世論の間に隔たりが生じるのを自民の地方組織の幹部が危惧した形だ。 河上幹事長は大会終了後、取材に応じ、「個人的にはオリンピックはやめた方がいいと思っている。世界の祭典で大成功で終わらせないといけないが、(政府は)意地になっている」と述べた。次期衆院選への影響について「(開催すれば)おそらくいい結果にはならないと思う」と危機感を示した。