フレーバーを付けたたばこの葉を炭火で熱し、燻して出た煙を専用器具の中の水を通して吸う「水たばこ」は、「シーシャ」とも呼ばれイスラム圏ではおなじみ。ここ数年、日本でも都内を中心に専門店をよく見かけるようになったが、ブームは訪れているのか。 「5年前の創業時と比べて売り上げは15倍に拡大しました」と語るのは、都内に6店舗を展開する「チルイン」の代表・杉山祐氏だ。 「渋谷に出店してから、中東帰りの旅行者や留学生、外国人の間に口コミで広まり、現在はうちも含め渋谷だけで約10店舗の専門店が競合しています」 高円寺で「はちグラム」を営む瀬戸口竜ノ介氏も「以前は変わったものを求めるアングラ・サブカル好きのお客さまが中心でしたが、今はサラリーマンや女性の一人客も多く、男女比はほぼ半々。リピーターだけでなく、新規の方もオープン以来増え続けています」と、“静かなブーム”を実感している。 チャージ代とシーシャの