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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (10)

  • 「15世紀、英国王のベッド」本物なら大発見

    精巧な彫刻が施されたベッド。王家の紋章と盾、ランカスター家とヨーク家のバラの紋章、繁栄の象徴であるドングリや果実など、15世紀後半のイングランドの図像が豊富に用いられている。(PHOTOGRAPH COURTESY THE LANGLEY COLLECTION) 英国の古美術商イアン・コールソン氏は、オンラインで購入した2200ポンド(約31万円)のベッドフレームを引き取りに行った時、カタログに記載されていた通りの物を思い浮かべていた。すなわち「彫刻がふんだんに施され、紋章入りの盾が付いたビクトリア朝の四柱式ベッド」だ。 「その時点では、アーツ・アンド・クラフツ運動によって生まれた素晴らしい作品だと思っていました」と同氏は振り返る。アーツ・アンド・クラフツ運動とは、19世紀後半にビクトリア朝時代のイングランドで起きた運動で、粗悪な大量生産を批判し、中世の手工芸技術を再評価しようとしたものだ

    「15世紀、英国王のベッド」本物なら大発見
  • “痕跡器官”とされた脾臓の役割解明

    人間の消化器系を示すイメージ図。左上に腎臓に似た形をした紫色の脾臓がある。2009年7月に発表された研究によると、マウスを対象に調査した結果、役立たずと思われていた脾臓は、実際には損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることがわかった。 Illustration by MedicalRF.com/Visuals Unlimited 人体には虫垂や扁桃腺(へんとうせん)、余った血流路など、痕跡器官と呼ばれる臓器が存在している。進化の名残ともいえるこのような器官は、あっても無くても人体にはそれほど影響がないと考えられてきた。しかし、医療研究技術の発達に伴い、痕跡器官にも実際には懸命に働いている臓器があることがわかってきた。 痕跡器官の好例が脾臓(ひぞう)である。最新の研究によると、損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることが判明したという。脾臓は腎臓に似た形で腹部の左

    “痕跡器官”とされた脾臓の役割解明
    ketaro0809
    ketaro0809 2018/04/24
    “私たちの暮らす環境は大きく変わった。しかし、私たちの体はそれほど変わっていない”
  • 最古の犬の絵か? 狩りやペットの歴史にも一石

    シュウェイミスにある岩絵の一つ。犬と一緒に狩りをする様子が描かれている。(PHOTOGRAPH BY HUW GROUCUTT) サウジアラビア北西部に立つ、1人の狩人。周囲には何匹もの犬が集まっている。狩人は矢を取り出し、手にした弓につがえると、弦を引き絞り、近くにいた野生動物を仕留めた。狩人のそばには仲間の狩人たちがおり、おのおの弓を構えている。 このような光景が、乾いた不毛な砂漠にそそり立つ岩山の壁面に彫られていた。今ではサウジアラビアと呼ばれる地だ。これまで発見された犬の絵では、これが最古だろうと調査チームは考えている。もっとも、それに異論を唱えている専門家もいる。(参考記事:「古代人は「絵文字」を使っていた?」) 「描かれている人が野生動物の世話をしているのか、それとも狩っているのか、ひと目でわかりました」。ドイツの学術研究機関マックス・プランク歴史科学研究所の考古学者、マリア・

    最古の犬の絵か? 狩りやペットの歴史にも一石
    ketaro0809
    ketaro0809 2017/11/22
    “サウジアラビア北西部の砂漠地帯、シュウェイミスとジュッバーで発見された岩絵に描かれていたのは、狩りをする人の手助けをする犬の姿だった”
  • サンタクロースの墓を発見か、トルコの教会の床下

    トルコ、アンタルヤ県にあるミラの聖ニコラウス教会の内部。聖ニコラウスが葬られたと思われる墓が見つかったと考古学者らが主張している。(PHOTOGRAPH BY ALI IHSAN OZTURK, ANADOLU AGENCY, GETTY) サンタクロースはどこにいるのだろう? 北極でないことは確かだが、サンタクロースのモデルといわれる聖ニコラウスが眠っている場所についても、考古学者の意見は分かれている。(参考記事:「真夏にサンタ大集合、熱気あふれる写真23点」) 聖ニコラウスは、クリスマスのシンボル、サンタクロースのモデルとなったといわれる実在の人物だ。彼の墓について、トルコの考古学者チームが新たな可能性にたどり着いた。トルコ南西部、アンタルヤ県の教会にあるモザイクに覆われた床の下をスキャンして調査したところ、未知の墓の存在を示唆する結果が得られたのだ。(参考記事:「封印を解かれた「キリ

    サンタクロースの墓を発見か、トルコの教会の床下
  • 古代イスラエル、ソロモン王の銅山の証拠発見か

    聖書に登場する王のなかでも、栄華を極めたことで知られるソロモン王。その富はどこからやってきたのかという長年の論争に、イスラエルのティムナ渓谷で発見された3000年前の動物の糞が新たな火種を加えようとしている。(参考記事:「古代イスラエル 消えた王国」) 乾燥した気候のおかげで現代まで状態良く残っていたその糞は、「奴隷の丘」と呼ばれる台地の上にある古代の鉱山跡で見つかった。ここには銅の採掘場や精錬場の跡が点在している。 イスラエルのティムナ渓谷にある「奴隷の丘」。この上の古代採掘場跡で、3000年前の糞が見つかった。(PHOTOGRAPH BY EREZ BEN-YOSEF AND CTV PROJECT)

    古代イスラエル、ソロモン王の銅山の証拠発見か
    ketaro0809
    ketaro0809 2017/04/08
    “銅の産地になっていたことがわかっただけでなく、ダビデ王とソロモン王の時代のものであることまで明らかに”
  • 死海文書「第12の洞窟」を発見、50年ぶり | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    死海の北西岸付近で新たに見つかった洞窟の中から、考古学者が発見した2000年前の羊皮紙片。(PHOTOGRAPH BY CASEY L. OLSON AND OREN GUTFELD) 20世紀最大の考古学的発見とも言われる「死海文書」。先ごろ、それらと関連の深い第12の洞窟が発見された。盗掘を防ぎ、文書の偽造を見抜くための新たなヒントが得られるかもしれない。 先日、イスラエルの発掘チームにより、死海文書の洞窟の発見と、その発掘調査の成果が発表された(死海文書の洞窟の発見は1956年以来)。洞窟からは数多くの保管用の壺が見つかったが、それらはすべて壊され、中身は持ち去られていた。これらの壺は、もともと洞窟の壁に掘られた隠し穴に収められていたようだ。(参考記事:「死海文書、ネット公開へ:新たな一歩」) それでも現場にはいくつかの遺物が残っていた。巻物を縛る革ひも、巻物を包む布、1950年代の

    死海文書「第12の洞窟」を発見、50年ぶり | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    ketaro0809
    ketaro0809 2017/02/16
    ”15年ほど前から、個人相手の美術品市場に死海文書の紙片が数多く出回るように/一部の偽造紙片には、本物の文書と同じくらい古い文字/洞窟で見つかった何も書かれていない古代の紙片に、文字を書き付けたもの ”
  • 新種の寄生バチを発見、宿主を操り頭を食い破る

    新たに発見されたクリプトキーパー。どうやって宿主を操っているのかは、まだわかっていない。(PHOTOGRAPH BY ANDREW FORBES, UNIVERSITY OF IOWA) 新たな寄生バチが発見された。その悪魔のような生態から、混沌を司るエジプトの神セトにちなんでEuderus setと学名が付けられた。通称はクリプトキーパー。“棺の番人”という意味だ。 米国南東部に生息するこのハチは、別の寄生バチであるタマバチの仲間Bassettia pallidaが作った「虫こぶ」に卵を産みつける。虫こぶは、寄生バチの幼虫などが木の一部をふくらませて作る突起で、このタマバチはカシの木に虫こぶを作る。(参考記事:「虫こぶ――虫がつくった究極の芸術作品」) 虫こぶに産みつけられた卵が孵化すると、クリプトキーパーの幼虫は自力でタマバチに寄生してその体を乗っ取り、木に穴を開けて外へ出ようとする。

    新種の寄生バチを発見、宿主を操り頭を食い破る
    ketaro0809
    ketaro0809 2017/01/30
    ”寄生バチの種類は他の昆虫すべての種類を合わせた数を上回るほどだという事実を、私たちはごく最近になって受け入れつつあります。どのくらいの種類が存在するのかは、まだ見当さえついていません”
  • 沈没船41隻を発見、驚異の保存状態、黒海

    黒海の水深300メートル地点で見つかったオスマン帝国の沈没船。ある調査船が発見した41隻の沈没船の1つだ。(PHOTOGRAPH BY RODRIGO PACHECO-RUIZ, COURTESY EEF, BLACK SEA MAP) 先史時代の人々が海面上昇にどう対応したかを探るため、船員と科学者の国際チームが黒海で調査を行っていたところ、予想外のものを発見した。9~19世紀の千年間に沈んだ、極めて保存状態の良い41隻の沈没船だ。(参考記事:「沈没船から17世紀の王家のドレス見つかる」) チームは約1万2000年前に起きた黒海の拡大について調べるため、ソナーと遠隔操作無人潜水機(ROV)で海底地形図を作成していた。沈没船が状態を維持できたのも、実はこの拡大のおかげだった。 英サウサンプトン大学海洋考古学センターの所長で、今回の研究を率いるジョン・アダムス氏は「約1万2000年前に最後の

    沈没船41隻を発見、驚異の保存状態、黒海
    ketaro0809
    ketaro0809 2016/10/29
    ”「水深150メートルを境に、それより深いところの水には酸素がまったく含まれていません。有機物の保存には最適な環境です」とアダムス氏は説明”
  • 古代インカの穿頭術、成功率は70%を超えていた

    穴が開けられた頭蓋骨。紀元前3500~3400年に生きていた若い男性のもの。(PHOTOGRAPH BY PRISMA, UIG/GETTY) 医者は簡単な道具を手に取ると、生きた人間の頭蓋骨に穴を開けた。そして砕けていた頭蓋骨のかけらをほとんどきれいに取り除いた――現代のような麻酔や滅菌技術を用いないこの手術で、なんと、患者は回復した。 思わず身震いするようなこの手術は、古代の医術である穿頭術(トレパネーション)の一例だ。米テュレーン大学の形質人類学者ジョン・ベラーノ氏は古代の穿頭術を徹底調査し、このほど5人の共著者と『Holes in the Head: The Art and Archaeology of Trepanation in Ancient Peru”(頭に開いた穴:古代ペルーの穿頭術の技術と考古学)』を出版した。 数千年前はヨーロッパや南太平洋でも穿頭術が行われており、ア

    古代インカの穿頭術、成功率は70%を超えていた
    ketaro0809
    ketaro0809 2016/07/06
    ”私が本を書いた目的の1つは、人々への啓発です。穿頭術は原始的な、遅れた医術だという考えは脇に置いて、こうした技術がかつて存在し、生存率の高さからすれば大変な偉業だったと理解することが大切”
  • ネアンデルタール人の謎のストーンサークル発見

    ブルニケル洞窟内でストーンサークルの測定を行う作業員。(PHOTOGRAPH BY ETIENNE FABRE, SSAC ) フランスの洞窟の奥深くに先史時代の人々がつくった神秘的なストーンサークルが、長い歳月を経て闇の中から再び姿を現した。 5月25日に科学誌『ネイチャー』に発表された論文によると、この奇妙なストーンサークルは約17万6000年前のもので、石筍を並べて作られている。考古学者の推測によると、これをつくったのが二足歩行の動物であったとすると、年代からしてネアンデルタール人としか考えられないという。この構造物は、ネアンデルタール人が予想よりはるかに高い能力を備えていたことの証拠となる。 英ロンドン自然史博物館の古人類学者クリス・ストリンガー氏は、「この発見は、ネアンデルタール人が石づくりの構造物を設計して建設する能力を備えていたことと、人工的な照明がなければたどり着けない洞窟

    ネアンデルタール人の謎のストーンサークル発見
    ketaro0809
    ketaro0809 2016/05/27
    ”フランスのブルニケル洞窟/奇妙なストーンサークルは約17万6000年前のもので、石筍を並べて作られている/これをつくったのが二足歩行の動物であったとすると、年代からしてネアンデルタール人としか考えられない”
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