大阪市を特別区に分割し、大阪府とともに再編する「大阪都構想」の制度設計を話し合う特別区設置協議会(法定協)が31日開かれ、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が提案した区割り案への絞り込みは反対多数で見送られた。 この日の法定協では、公明党の清水義人府議団幹事長が「(現時点では)十分に制度設計の課題が解決された状態にはなってない」などと述べ、絞り込みに対して反対の意向を表明。自民党、民主系、共産党も軒並み反対に回り、賛成は大阪維新の会のみだった。 法定協終了後、橋下氏は維新幹事長の松井一郎大阪府知事とともに記者団の取材に応じ、「あまりにも非常識だ。都構想のプロセスをつぶす戦略そのものだ」と怒りをぶちまけた上で、週明けの3日午後に知事、市長の共同会見を開くことを明らかにした。 松井氏は31日午前、公明が区割り案の絞り込みに反対する方針を示していることについて、「(もし反対するなら)利用するだ