『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが「保守ブームの終わり」について語る。 * * * 新型コロナの感染拡大による安倍政権の対応、そして東京五輪の延期決定までの混乱ぶりを見ると、ここ数年の「保守ブーム」が終焉(しゅうえん)を迎えることになるような気がしています。 これまで安倍首相は"強いリーダー"を演出し続けてきましたが、実際にそこにあったのは強い意志ではなく、「なんとなく」さまざまな周囲のステークホルダーや"仲間"の都合を優先しつつ、「なんとなく」理想的な日本像とされるものに向けて共同幻想を形づくり、「なんとなく」進んでいただけだったのではないか。そのように感じられるのです。 本当は東京五輪を成功させたところで、日本が抱える諸課題が解決されることはない(一時的な盛り上がりや関連事業のバブルはあったとしても)。にもかかわらず、
『日本美術全集19 拡張する戦後美術』の責任編集を務められた、椹木野衣(多摩美術大学教授)先生にお話しを伺ってきました。 戦後70年の節目にあたる今年(2015年)8月25日に刊行となった『日本美術全集19 拡張する戦後美術』にはどんな思いが込められているのでしょうか。3回にわたって記事をお届けしますので、じっくりお読みください。 『日本美術全集19』ケース表 Tak:さっそく、お話を聞かせていただきたいのですけれども、いつ頃この19巻の責任編集の依頼があったのでしょうか。 椹木野衣:何年くらい前ですかね。震災より後だったと思います。編集委員の山下裕二先生や編集長からそれぞれメールが来て、引き受けますと返事をしたのが、東北の震災の少しあと、2011年の秋頃だったと思います。はっきりとは覚えていないのですが、とにかく考えるというよりは、それなら是非やりたい!と思ったもので。 Tak:ご自身と
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