沖縄県・南大東島の南大東空港で16日午後4時ごろ、那覇行きの琉球エアーコミューター868便(ボンバルディアDHC―8―103型、乗客・乗員計42人)が、航空法で定められた飛行計画の承認を受けないまま離陸した。国土交通省が17日発表した。同省那覇空港事務所の航空管制運航情報官が、パイロットからの承認要求への返信を失念した。 南大東空港は交通量が少なく、管制官が常駐していない。パイロットは離陸前に那覇空港の運航情報官を通じ、那覇航空交通管制部(那覇ACC)から承認を得る必要がある。那覇ACCは飛行計画を承認し、運航情報官の40代の男性職員に伝えたが、この職員が別の空港の着陸機と交信していて伝え忘れた。当時近くに航空機はおらず、安全上問題はなかったという。
国土交通省は13日、長崎空港(長崎県大村市)で12日に訓練飛行をしていたオリエンタルエアブリッジ(ORC=本社・大村市)の旅客機(ボンバルディアDHC8―201型機)が、着陸時に胴体部分などを損傷する事故を起こしたと発表した。 運輸安全委員会は13日午後、航空事故調査官を現地に派遣し、調査を行う。 同省航空局などによると、事故が起こったのは12日午後2時頃で、計6回行った連続離着陸訓練の4回目。前輪が滑走路に強く接触したとみられ、胴体前方部の外板4か所が最大で縦4・25センチ、横19センチ、深さ0・8ミリへこみ、前脚に傷がつくなどした。乗っていた操縦士ら2人にけがはなかった。 同社は長崎空港を拠点に主に離島便を運航。事故機の整備の影響で12日に対馬空港との往復便など4便が欠航し、13日も8便の欠航が決まっている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く