iPS細胞の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞した、京都大学の山中伸弥教授が、国会を訪れて、衆参両院の議長から表彰され、iPS細胞の実用化に向けて努力する考えを示しました。 京都大学の山中伸弥教授は28日午後、国会を訪れ、衆参両院の議長から、iPS細胞の研究などこれまでの功績をたたえられて、表彰状と記念品が贈られました。 このあと、山中教授は国会内で講演し、「日頃の国からの支援に、私がお礼を申し上げるべきところを、逆に衆参両院から記念品までいただき、恐縮している。本当にありがとうございます」と感謝のことばを述べました。 そのうえで「私は、知的財産は日本を支える大切な柱だと自負している。iPS細胞の研究については、今後10年間にわたって国から支援してもらうことになっているので、あとは研究者が実用化に向けて頑張るしかない」と決意を語りました。 また、山中教授は、日本の科学技術の研究環境について