榎木 孝明(えのき たかあき、1956年1月5日 - )は、日本の俳優・水彩画家。鹿児島県伊佐郡菱刈町(現:伊佐市)出身。 来歴・人物[編集] 幼少の頃は、独りで絵を描くのが好きな目立たない大人しい子どもだったという。しかし、そんな息子の軟弱さを許せない父親から厳しく鍛えられたという。その一環として薩摩藩を中心に伝わった古流剣術・示現流の指南を受け、腕を磨いた。流派の教えは芸能界に入ってからも生きており、「どんな仕事でも決して手抜きはしない。言い訳はしない。たとえ自分が悪くなくても全て自分が引き受けよう。たとえ損をしても後からくる得が大きい」という心構えで仕事に臨むという。 鹿児島県立大口高等学校を卒業後、絵が好きだったことから武蔵野美術大学に進学。在学中、アルバイトで芝居を経験し、没頭した。20歳の時に父が肺癌で急死。1978年劇団四季の研究生になり大学を3年次で中退[1]。四季の同期に