フィクション、さらには令和のトレンドも組み込みながら精力的に〝昭和風動画〟を作り続ける〝監督〟に、昭和文化の魅力や動画制作のこだわりをじっくり聞いた。 ――昭和風動画を作った経緯は 監督 動画制作自体は小学校4年生のころから始めましたが、今のような昭和風の動画をユーチューブに投稿するようになったのは2020年になってからですね。そのきっかけはコロナ禍が関係していまして…。ちょうどテレワークが声高に言われるようになった時に、最新の働き方であるはずの〝テレワーク〟という言葉の響きにどこか古めかしさを感じていたんですよ。もともと文字を書くのも好きだったので、その違和感から古めかしい文字を作りまして。「テレワークのロゴってきっとこんな感じだよね」ってSNSに投稿したところ結構バズったんですよ。 ――出発点はオリジナルフォントだった、と 監督 それ以前にも既に昭和っぽいテロップや動画には興味があって
