災害派遣でふるまわれる自衛隊の作る食事は被災地の人の心のよりどころになります。自衛隊では献立を作り、調理指導を行う栄養士や実際の食事をつくる糧食勤務員(陸自)・給養員(海自)というような係がいます。自衛隊の料理は大鍋で大量につくるため男性が調理をすることが多いようです。陸自はどこにでも異動できるように大型の炊事車があります。野外水具と呼ばれる車ではかなり強い火力で調理ができます。長い訓練や演習、海外派遣でも温かくおいしい食事は人の心を和ませてくれるものです。 毎年、横須賀で行われる海上自衛隊と海軍カレーが同時に食べられる「よこすかカレーフェスティバル」は長蛇の列ができ大人気です。海上自衛隊は長い航海で曜日感覚がなくならないように、毎週金曜日の昼食にはカレーが出ます。「金曜日のカレー」を海軍の伝統と誤解していましたが、「昔は土曜日の午後から休みだったために土曜日にカレーを作っていたものが、土