F-Secureによれば、ドイツでリリースされた映画「Mr. & Mrs.スミス」のDVDにrootkitが仕込まれていたことが明らかになった。著作権管理技術(DRM)のために組み込まれたものだが、rootkitは一般的に、クラッカーがターゲットPCに不正侵入した後で利用するクラッキングツールだ。 このDVDに使われていたのはSettecのコピー防止技術Alpha-DVDで、F-Secureはrootkitやステルス型ウイルスなどを検出するツール「F-Secure Blacklight」で確認した。このAlpha-DVDでは、rootkitの機能を用いてプログラム自体を隠しており、起動していてもシステムプロセスには表示されない。ただ、プログラムが使うファイルやレジストリ値は隠されていないため、ウイルス対策製品で検出することは可能だという。 F-Secure Blacklightで「wts