一昔前までは、格安SIMといえば速度の遅い時間帯があり、非常にわかりやすい形で「料金が安いことの代償」が見られた。といっても、実際には昼休みなどの一部時間帯に極端に速度が落ち込むことが中心で、実害はさほどないことも多かった。最近は全般的にかなり改善されてきており、実用性でもMNOと比べて遜色なくなっているが、実態はどうなのか。筆者が契約しているSIMであらためて試した。 主要回線のいずれも品質の改善が著しい MVNOの格安SIMの代表格と言えばIIJmioだろう。回線品質も格安SIMとしては標準的なレベルで、昼休みに速度の落ち込みがある以外はほぼ快適に利用できる。この傾向は昔から変わらないが、最近ではその昼休みの速度の落ち込みが和らいでいて、ほぼ一日中、速度が遅くて困るという時間帯がなくなっている。 続いてはmineo。今最も特徴的なサービスを提供していると筆者が考えているのがmineoだ