新型コロナウイルスの影響で、2年ぶりの開催となった第93回選抜高等学校野球大会。10年ぶりに東海大相模が春を制し、1日閉幕した。 観客数こそ減らしているものの、アルプス席からは吹奏楽部による応援曲が流れ、ヒットが出るとファンファーレが鳴り響く。テレビで観戦していると、いつものセンバツそのものだった。 今年は吹奏楽の応援は禁止となり、日本高等学校野球連盟は、事前に録音した音源を流すという初の試みにチャレンジした。基本ルールは「1チーム10曲まで」「1曲あたり2~2分半」「曲をかけるのは、打順ごとまたはイニングごと」の3つ。ヒットや得点時に流すファンファーレ、チャンスの時に流す曲など、学校ごとに異なるリクエストも、「可能な限り応えたい」と事前にヒアリングした。 現地観戦していても「いつもとほとんど変わらない」 阪神甲子園球場の音響担当など各方面との調整に時間がかかったため、音源提出期限まで余裕