武蔵野大学の藤原千賀教授より,『男女共同参画社会と市民』(武蔵野大学出版会,2012年)を謹呈いただきました。構成のバランスがよく,主要分野について,男女共同参画やジェンダーに関連する統計資料が数多く提示されており,とても参考になります。 http://www.musashino-u.ac.jp/shuppan/books/detail/bookdanjo.html 私がとくに関心を持ったのは,2章の「教育・学習分野の男女共同参画」です。24頁に,大学生の女性比率が専攻分野別に掲げられているのですが,工学は10.6%,理学は25.8%,医科・歯科は33.6%というように,理系の分野では,女子学生が殊に少なくなっています(2004年,『学校基本調査』)。 世の中には男女が半々ずついることを考えると,これはすごい偏りといえます。まあ,文系には女子が多く,理系には男子が多いというのは,よく知られ
![女子生徒の理系志向の国際比較](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/107755111748bb0f1f83fbd2aefedbba785a4140/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2F3.bp.blogspot.com%2F-PQVhRm-414U%2FUJqhjEaJhGI%2FAAAAAAAACfY%2FgpRZvqPhUXs%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2F%25E5%25A5%25B3%25E5%25AD%2590%25E3%2581%25AE%25E7%2590%2586%25E7%25B3%25BB%25E2%2591%25A0%25EF%25BC%25882012%25E5%25B9%25B411%25E6%259C%25888%25E6%2597%25A5%25EF%25BC%2589.jpg)