1-text-A5-size : 2008/9/29(15:45) 第 4 章 標本分布論と漸近分布論 1 1.1 ランダム標本 標本分布論の枠組み 定義 4.1 X1 , X2 , . . . , Xn が母集団分布 f (x) からの標本の大きさが n のランダム標本であ るとは,X1 , X2 , . . . , Xn は互いに独立な確率変数列であって,各 Xi , i = 1, 2, . . . , n, は確率 関数または確率密度関数 f (x) に従うときをいう.また,X1 , X2 , . . . , Xn は独立同一に確率関数 または確率密度関数 f (x) に従うともいう. 多くの場合は n > 1 である.また, 注意 4.1 同時確率密度関数は = (X1 , X2 , . . . , Xn ) の同時確率関数または n f (x1 , x2 ,