UXデザイン教は、UXという概念を適当に解釈して使っていても受け入れてくれる、とても素晴らしい教義の世界のように思われる。しかし、きちんと編纂された教典もないようだと、早晩雲散霧消してしまうのではないか、と危惧している。 黒須教授 2014年6月2日 慶応大学の増井俊之さんはいつも鋭い指摘をしている。その中のひとつ、「ユーザインタフェース研究者という仕事」には次のように書かれている。 作曲家という仕事という記事を読んで、こんなことを考えてしまった。 (中略) いまだに変なユーザインタフェース研究が生き残っているというのは、どうなっているんでしょうか? (中略) つまり「システムの有用性」だけで生き残るのは不可能であると言うことになってしまったんです。では、どうするか?と言うと、互助会的な(むかしのフリーメーソンみたいな)組織を作って、架空の「権威」を作るしかない。ユーザインタフェース研究教
![UXデザイン教からの脱却](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4de6c0d2ffa0a9ddefd60c4943810ac4ef8ca989/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fu-site.jp%2Fwp-content%2Fthemes%2Fusite%2Fimages%2FMasaaki_Kurosu_150x150%402x.jpg)