CMOSセンサーの「黒沈み」現象です。 CMOSセンサーでは、露光開始直前の状態を「真っ黒」として、露光後にたまった電荷の大きさと、その「真っ黒」を比較し、明るさを決める仕組みになっています。 CMOSセンサーでは、過度に光が当たると、「真っ黒」の値を保持する素子の方にあふれた電荷が流入してしまい、真っ黒の基準値が最大値になってしまいます。よって、露光後に明るさを求めようをしたとき、100%-100%=0%という計算になって、真っ黒になる現象が起きます。 一方、CCD素子は、露光中に過度の光が当たると、データ伝送経路に沿って隣の素子に電荷があふれてしまい、縦の筋が写ってしまう「ブルーミング」と呼ばれる現象が起きます。 一般にはこれを防止するために、過度の電荷がたまりそうになった場合、あふれそうになった電荷を逃がす「アンチブルーミングゲート」というゲートが備わっています。それでも処理しきれな