習慣的に論文を読むとか、なにかしら研究に携わっていると、それなりに数式と物理現象間の接続が強くなっていくなあという感じがします。言い換えると、脳内のネットワークが研究向けに変わっていくというか。筋トレみたいなもんですね、使ってるうちに筋肉がついていく、という。BUでは、最初の一年間ひたすら数学と物理ばっかりやってましたが、あれは今から思うと一種の体力づくりだったんだなと思います。
習慣的に論文を読むとか、なにかしら研究に携わっていると、それなりに数式と物理現象間の接続が強くなっていくなあという感じがします。言い換えると、脳内のネットワークが研究向けに変わっていくというか。筋トレみたいなもんですね、使ってるうちに筋肉がついていく、という。BUでは、最初の一年間ひたすら数学と物理ばっかりやってましたが、あれは今から思うと一種の体力づくりだったんだなと思います。
Perspective半径は、たかだか凡人の私の場合1m〜3mぐらいなので、であればそのまま歩き回ってその面積を稼いで、視野を広げるのがこつではないかと。最近、学会とか出歩くことが増えまして、やっぱり外を歩き回って見聞を広めることが大切ではないか、という当たり前のことに気づいたこのごろです。
うちの嫁はいつでも正しい。たとえ彼女が道を誤っても、ぼくは彼女を支持し、これは正しいと主張しよう。-Allan Pierceこの話には続きがあって、常に嫁の言うことは正しいと尊重すれば、あなたは幸せな結婚生活が送れるでしょう、とのこと。そしておそらく、自分を含めて自分の周りの人は、常に自分が一番正しいと思っていて、そうして自分に接してくるということ。お前らそう言うけどさー、案外そーでもないんだけどなー、とてきとうにかわすというか、一応話は聞くけど聞き入れるかどうかは別、ぐらいでちょうどいいんじゃないかなー、と思うこのごろです。
お仕事ですから、いつもコンスタントに成果を出す必要があって、「なんとなく」「雰囲気で」「行き当たりばったり」迷うほどの時間は無い、という話。
議論するための地頭、馬力はいくらでもほしい。議論は議論。仕事は仕事。個人の人格、プライベートとは一切関係ない。そこんとこを精神的に分離する技は、学校にいるうちに習得しておきたい*1。ということでK先生@BU、H先生@BUありがとう。感謝してます。フットワーク軽く現場をまわろう現場とのコミュニケーションを密にする自分が成功すると儲かる話題、汎用性のある横展開しやすいテーマを扱っていると精神的に楽。これは運もある。今は予算が無くても、とりあえず買って欲しいソフトや装置があったら欲しい欲しいと連呼しておく。マネージャーごめんなさいごめんなさい。とりあえず口で言ってるだけです。なにがなんでも毎週なんかアウトプットを出す(これはBUのときと同じ)常にどこかに研究ネタが転がってないか、アンテナをはっておく。ビビビビ。最後はそのテーマを好きになって、能動的にいかに動けるかにかかっている希ガス。たいがい上
今アメリカ音響学会に参加していて、色々な方のプレゼンをガンガン聞いてます。で、いろいろこれはつかえる、と思ったことがあるのでメモしておきます。自分用のメモなので、あまりまとまってません。使うのは、中学生レベルの英文法だけでよい。英語発表の典型的な英語の使いまわしがあるから、ただそのテンプレいくつか覚えて、口語でひたすら喋ればいい。途中で「あー」とか「えー」とか言わない。タイトルの直後のスライドに、outlineを用意する。outlineのスライドで、「こういう問題があって、これを使ってこーゆー結果がでたので、ここまで紹介します」と5行ぐらいだらだら書いて、それを一気に喋って、聴衆に概要を頭にいれてもらう。図が主体のスライドでは、とにかく問答無用で最初にThis is a picture(figure) of ほげほげ.と言う。図は左からみるのか、上から見るのか説明する。重要で面白い結果、強
はてなブックマーク - Looks cute, Looks weird - 2009年4月15日失敗、というほど重い言葉で捉えてないんだよな個人的には。仮説バイナリツリーみたいな木の枝を最初に大量に生やして、いらん枝から切って盆栽にすると美しくて正しい、みたいな感じ。えーと、☆をたくさんいただいたので自分で言及します。実際は、実験の仮説を間違えたまま4時間ぶっ通しで実験しちゃったとか、装置が壊れた(壊した)とか、装置を他で使ってるから今使えないとか、見つけた数理モデル1個だけでは自分の研究には足りなかったとか、一個の論文では仮説を補強するには不十分だったとか、ライブラリにバグがあったとか、いろんな目にあうんですけれど。基本的には、研究における仮説とその検証は、盆栽作りに似ていると思います。つまり、日々の研究のプロセスに対して、あんまり失敗とか重い言葉を与えたり、いちいち深刻に考えないで、ち
小人である自分は、今までその分野に携わってきた数々の巨人たる研究者と、自分のアドバイザー(担当教授)の肩にのっているので、遠くが見えているにすぎない。Standing on the shoulders of giants - Wikipedia, the free encyclopedia自分のperspectiveというか、ものの見方は、今の環境によるところが大きいと思うので、修士課程終了後の新しい環境でも、謙虚にperspectiveを育てていきたいなあと思うこの頃です。
数式全開ですよ。数式部分はスキップしてもらってかまいません。ご意見、歓迎します。ちなみに機械工学といっても、昨今はナノスケールの物性を研究してる人や、MEMSなんぞもありますので、学科というよりは研究で扱うスケールや抽象度でを決定していただくとよろしいかと思います。ワイブル分布の累積分布確率密度関数はで与えられる。は時間、ここでは人間の年齢とする。の値が1より大きくなると、確率密度関数の山が現れ、が大きくなるにつれ、シャープに高くなる。は理系の人間がいつおじさん(オヤジ)化するかを表す頻度、もしくはイケメンがどの年齢に多くいるかをあらわす。は、おじさん化する確率の累積値なので、40歳を超えるとになる。つまり、40すぎたらいくらなんでも100%おじさんであろう、と仮定する。なお、理系の女性はサンプル数が少ないため、確率モデル化が困難だと判断した、ということにしておく。でもよく考えたらエンジニ
デジタルカメラは、実験装置、計測器間の配線があやとり*1状態のとき、人がやった配線をバラして自分勝手に配線するとき、実験前、途中にセンサとテスト対象物の位置関係などを撮影するのに使います。これらの写真は、あとから議論をする時、レポートを書くときに非常に強力な証拠になります。研究ノートはきほんです。ネタが思いつかないときに、とりあえず書き出してみる、思考支援ツールでもあります。ちなみに、私の研究ノートは絵が多いです。USBメモリは、イマドキのUSBに対応した計測器からデータを吸い出したり、実験場にあるPCからデータをコピーするときに使います。十徳ナイフは一見意外なようですが、実験前に細かいものを切って加工したり、何かの梱包をといたりする時に便利です。あと、プラスドライバー、マイナスドライバーがついてるタイプだと更にいいですね。私はスイスアーミー社製を愛用しています。ふつうの電卓でもいいです。
自分で言及。id:tsugo-tsugo 殆ど男子校の機械工学科は、さわやかなイケメンが多くて(ただし就職前に限る)いい意味で体育会系のノリがあって(てゆーか男くさいわ)、個人的に女子のみなさんにお勧めです。うんうん、お勧めですよ特に機械工学科。身内びいきみたいですけど。経験上、なぜかこの学科だけはスポーツやってる人が多くて、からっとしたすれてない人が多いし。昔、技術営業をしていて同僚と「かっこいいお客さんとかいる?」って話になって(何このスイーツ馬鹿話)、でもあんまりいないんです、残念ながら。いるにはいたんですけど、「こーさわやかでー、回路設計とかすっごく詳しくてー丁寧に教えてくれて、超素敵な人いますよ*1」と言ったら、お前の男の趣味はおかしいと批判されるし。ふつう、自分の好みにさわやかイケメンと回路設計は足し算しないものらしい。そのへん、大学だと仕事に疲れてないし、体育会系のノリで研究
これ研究関係ない…Inspired by はてなブックマーク - Looks cute, Looks weird - 2009年3月19日
私が関わっているプロジェクトは5年計画で予算がついています。そうすると、当然教授なりスポンサーの大きな目的のもと、いくつも研究ネタ、論文が書けるネタが拾えるようになっていて、当然優先順位があります。どうも最近コロコロ私の関わっている件が変わるので、どういうことかなーと考えてましたが、まあこんな感じで教授(PI)が決めてるんだろうな、という判断基準がわかったので視覚化してみました。
日米関係なく、夫婦で研究者、もしくは専門職だったりするとかならず直面する問題です。今日の昼飯の話題もこれでした。ちなみに、ボストンは大学、研究所が多い都市なので、この問題を避けるために多数の研究者が大学、研究所に応募するため激戦区なんだそうです。まあこれは決して他人事ではなくて、私事ですが、私も主人とここ数ヶ月ほど、アメリカ国内で別居しています(彼は週末ごとに帰ってくる)。なかなかむずかしい問題です。
いい論文は、著者が語りかけてくるような、著者と対話しているような気分になります。いささか、理系の人間しては情緒的すぎる言い方かもしれませんが。某日本最大級の学会の古い論文集とかを読んでいると、査読者と著者の対話がちょっと載っていたりして、結構面白いです。これがまた査読者、著者が自分が知ってる先生だったりすると、その対話を通して当時の、彼らの若い頃のほとばしる才気、血気盛んとゆーか、あふれる情熱を感じることもあります。…いや、そーゆー先生は大概おいくつになっても十分パワフルなんですが。 taroleoさんにご紹介していただきました。Leo’s Chronicle: イラストで知る研究の世界とその醍醐味ありがとうございます。ここまでウケるとは思ってませんでした。
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