三春町学童に対するホールボディカウンター (WBC) 検査が、2011 から 2014 年にかけて 4 年間連続して行われた。これは福島第一原子力発全所事故後に行なわれた内部被ばく検査の うち、唯一にして長期かつサンプリングの偏りがない取り組みである。 2014 年に初めて、身長 130cm 以下の子どもたちに、セシウム 134、137 とも 50 Bq/body 未満という低い検出限界をもつ Babyscan が使われたが、検知可能なレベルの放射性セシ ウムを持っている子どもはみつからなかった。それぞれの WBC から得られた MDA 値を 使って、子どもたちの放射性セシウムの毎日の摂取量の上限が見積もられた。Babyscan で の検査における上限は、セシウム 137 の 1 日摂取量に換算して 1Bq 未満であった。 検査時に記入いただいた食べ物と飲料水に関するアンケートの分析によれ