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ブックマーク / qjweb.jp (15)

  • 「アホ、ヘタレ、おもんない」と言われた山崎邦正。なぜ月亭方正は40歳で落語の道を選んだのか - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日テレビ)をはじめとする数々のバラエティ番組で人気を博し、「山崎邦正」としての立ち位置を確立していたが、40歳を目前に落語に出会い、新たな道を歩み始めた月亭方正。13年が経ち、落語家として大阪を活動拠点としていた彼が、再び東京に進出しようとしている。 20歳でお笑い芸人として東京に進出してきた彼が、53歳で再び落語家としてなぜ東京に進出するのか。前編では落語家転身当時の思いや、テレビに対する考えを語る。 ずっと落語をあえて遠ざけていた 月亭方正(つきてい・ほうせい)落語家。1968年2月15日生まれ、兵庫県西宮市出身。名・山崎邦正(やまざき・ほうせい)。2013年1月より芸名を名・山崎邦正から、高座名「月亭方正」に改名。上方落語協会会員 ——方正さんが最初に落語の魅力に気づいたのはいつごろですか? 方正 落語を初めてちゃんと聴いたのは39歳

    「アホ、ヘタレ、おもんない」と言われた山崎邦正。なぜ月亭方正は40歳で落語の道を選んだのか - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
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    toya 2022/11/02
  • 「無冠の帝王」と呼ばれた大学時代。かもめんたる岩崎う大は、大学お笑いで何を得たのか? - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    昨今、「大学お笑いサークル/学生芸人」出身芸人の活躍が目覚ましい。その理由はなんなのか、大学お笑いサークルとはどんなものなのかを知りたいと思い、QJWebでは2020年8月、『なぜ「学生芸人」「お笑いサークル」出身者は売れるのか?|“大学お笑い”の魅力を聞く』という記事を掲載した。 その記事に対し、かもめんたる岩崎う大が興味深い反応を示した。 「LUDO」とは、多数のプロ芸人を輩出している大学お笑いサークル「早稲田大学お笑い工房LUDO」のこと(参考:『早稲田大学お笑い工房LUDO」は、なぜ多くの人気芸人を輩出できるのか?』)。う大は同大学のお笑いサークル「WAGE」からプロデビューしたことでも知られる。 『アメトーーク!』(テレビ朝日)でも「大学お笑いサークル芸人」が企画され、より注目を浴びている大学お笑いサークルの世界。「WAGE」はそんないわゆるお笑いサークルの先駆的サークルのひとつ

    「無冠の帝王」と呼ばれた大学時代。かもめんたる岩崎う大は、大学お笑いで何を得たのか? - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
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    toya 2022/11/02
  • 「無冠の帝王」と呼ばれた大学時代。かもめんたる岩崎う大は、大学お笑いで何を得たのか? - 2ページ目 (2ページ中) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    「無冠の帝王」と呼ばれ、自分が「大天才」ではないと気づいた大学時代 う大は1998年に早稲田大学に入学。森は当時3年生で井手が2年生。「WAGE」が設立されたのは森が入る1年前だったらしいと、う大は証言する。 明治大学「騒動舎」出身のジョビジョバのように、もともとは演劇系サークルがお笑いに転じるという例もあるが、WAGEは最初から完全にコントのサークルだった。10人ほどの演者がいてネタに応じてユニットを組んだり、その中で「ハイデハイデ」のようにコンビを組んだりしているものもいた。漫才をやる人もいたが、少数だったという。 岩崎 渋谷の東急ハンズの目の前にある「SHIBUYA TAKE OFF 7」っていうライブハウスを月イチくらいで借りて、WAGEだけで発表会みたいなライブをやってました。お客さんはほとんど知り合いですね。ずっとやってたんで、もともと知り合いだったけど、毎回来る常連さんみたい

    「無冠の帝王」と呼ばれた大学時代。かもめんたる岩崎う大は、大学お笑いで何を得たのか? - 2ページ目 (2ページ中) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
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    toya 2022/11/02
  • ウンナン南原とオードリー若林が“推し活“。佐渡島で「狂言漫才」(てれびのスキマ) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。 『ヒルナンデス!』(水曜日) 「ナンチャン×ワカチャン佐渡島2人旅」後編。いよいよふたりの「推し」である世阿弥の聖地巡礼に。オードリーが『ヒルナンデス!』に加入したのは2011年10月。それから8年後、ラグビーW杯を一緒に観戦。その際に、若林が芸人としての悩みを打ち明け、南原が世阿弥の『風姿花伝』を勧めたことをきっかけに急速に仲よくなったという。若林は逆に藤沢周の『世阿弥最後の花』を推薦。「これは絶対、佐渡島に行こうってなった運命の」だと南原は言う。 目的地に向かうドライブ中、「お互いの好きなところ」を言い合うことに。南原が若林に対し「話の内容が深い」「自分の読まないを紹介してくれ

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  • 山本耕史扮する土方が局長・香取慎吾と再会「こんなかたちで会うべきではなかった」「だが、最高だ」(てれびのスキマ) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。 『ワルイコあつまれ』 「秋の大感謝祭」と題して2時間SP。「子ども記者会見」には「記者会見は慣れてます。Eテレ初出演です」という明石家さんまが登場。 「けっこう、準備屋なの」「書いたネタはたいていおもしろくない」「お笑いのを出してくれってよく言われるんですけど、それはね、どんなに分厚くても1ページなんですよ。緊張の緩和だけなんですね、お笑いって」「自分の笑いを過保護にした」など、丁寧に芸論・お笑い論を答えていく。 「慎吾ママの部屋」には「待たせたな!」と山耕史扮する土方歳三が登場。土方に「かっちゃん」と呼ばれると「トシ」と返す慎吾ママこと香取慎吾。もちろんふたりは18年前、大河ドラ

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    toya 2022/11/02
    最高だった
  • ウッチャンナンチャンそろい踏みの「威力」『もしツア』の幸福な最終回(てれびのスキマ) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。 『もしもツアーズ』 最終回のゲストになんとウッチャンナンチャン。まず「こんにちはー!」(錦鯉風)と内村が合流。瀬古利彦のパロディキャラでマラソンランナーに扮して登場した「ウ古」ことウドは内村がいることに驚く。そんなウドに「お前、足細くなったな」と笑う内村。 「ウドは出会ったときが一番おもしろかった。天才かな?と思った。(今は)キレがないんだよね。天才じゃなかった」という内村に「言い切りました!」とウド。楽しそう。他人をイジらないウドが唯一イジるのが内村だという話に内村「ウドがオレの肩を叩き出したらバカにし始めている(笑)」。 後半、「ウッチャンに呼ばれてさぁ」とサプライズで南原も合流。

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  • 有吉弘行は「笑いのゴールを目の前に置いてくれる」素顔と魅力とすごいワザを、寵愛を受ける後輩芸人が語る<FOD『有吉ベース』特別企画> - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    「僕らは前を向いて蹴るだけ」お膳立てこそ有吉の真骨頂 ■マシンガンズ 西堀亮/写真中央 (にしほり・りょう)1974年生まれ、北海道出身。有吉と共演した番組後は、一緒に歩いて帰宅するのが日課。 ■松崎克俊/写真右 (まつざき・かつとし)1983年生まれ、福岡県出身。2020年にコンビ“やさしい雨”を解散してピン芸人として活動中。『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』で「有吉レコード大賞」を獲得。 ■ぐりんぴーす 牧野太祐/写真左 (まきの・たいすけ)1985年生まれ、茨城県出身。特技は『有吉ベース』で考案された、鼻からパスタをすする「鼻パスタ」。

    有吉弘行は「笑いのゴールを目の前に置いてくれる」素顔と魅力とすごいワザを、寵愛を受ける後輩芸人が語る<FOD『有吉ベース』特別企画> - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
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    toya 2022/08/16
  • ウクライナがナチってどういうことよ?プーチン「乱心」にオタク的歴史論理の限界を見る(マライ・メントライン) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    在住ドイツ人、マライ・メントラインが(信じられないことに!)始まってしまったロシアウクライナ侵攻を考える。プーチンは「いわゆる『ネットで真実を知った系おじさん』化しているのでは?」疑惑が恐ろしい。 世界を「え?」と驚かせたプーチンの強烈主張 ロシア軍によるウクライナ侵攻は現在(2022/3/6時点)進行中で、やたらな情報が飛び交い、あまり断定的なことを述べるのが憚られる状況です。かといって他の話題に首を突っ込む気にもならないというのが正直なところで、実に困ります。 キューバ危機にも似た、あるいはそれ以上の緊張感が世界を包み、「あの」ドイツすらまさかの対露強硬姿勢を明確にし、軍事・政治だけでなく世界経済にも多大な影響を与えている今回の事態がどういう結末を迎えるのかはわかりません。が、現時点で世界を「え?」と驚かせたプーチンの強烈主張のひとつに、 ウクライナを非ナチ化する という開戦理由

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  • 『ラヴィット!』は、まごうことなきお笑い番組(てれびのスキマ) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    ゲストにもう中学生。 登場するなり「たまご焼けたよ~」とダンボール芸。実年齢がわからないと川島が振ると「兄の2個下」と答えるもう中。その日のキーワードを書くボードを渡されると、口頭で答えるクイズなのに、それをフリップ代わりにして、「しっかり大喜利」するもう中。レポの際にはマイ箸として「Every Little Thing」の箸でべるもう中……。 そのすべてを川島が受け入れるからひたすら楽しそうだし、観てる側も楽しい。まごうことなきお笑い番組。川島「ぜひ、レギュラーになってください」あんり「いやいや、もう中さん、生放送ダメです!(笑)」。 『紙とさまぁ~ず』 「紙ゲスト」はあいみょん。相変わらず質問は「河童の頭のお皿の“素材”ってどんなものだと思いますか?」(あいみょんの回答は「珪藻土」)、「優しい天狗がいたらあの“鼻”を触らせてもらいたいですか?」といった、くだらないものばかり。 ちな

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  • 有吉・夏目で5年ぶり『怒り新党』マツコとの深い関係性を雄弁に語る“沈黙”(てれびのスキマ) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    『かりそめ天国』 前半はいつものとおりトークから。「高校の友達の話がおもしろくありません。どうしたらいいでしょうか?」という投稿に、「趣味が合わないか、ノリが合わないか、お前のプライドが高いかっていう3種類」と鋭く言い放つ有吉。 「たいがい3番だと思います」とマツコ。「あれ、あとから恥ずかしくなるんだよ」「今思うとなんでもっと心を開かなかったんだろうって」「青春を無駄にしてしまったな」とつづける。 当にノリが合わないこともあると前置きした上で「自分ができないことは否定したいっていうのがあるじゃない? そうしないと自分がなんか惨めだもんね。『できないよぉ……』って言うんじゃなくて、『ダッセぇなあ』って言って自分をごまかす」と見事な心理分析をする有吉。 マツコは学校卒業のとき、友人から「俺のこと嫌いだった?」と言われたことがあったという。その友人は屈託なく天真爛漫なタイプ。そういう人にガーッ

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  • 追悼文「筒美京平さんと私」(西寺郷太) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    2020年10月12日、作曲家の筒美京平さんが10月7日に誤嚥(ごえん)性肺炎により亡くなっていた、というニュースが日全国を駆け巡った。 歴代作曲家シングル総売上1位の記録の持ち主であり、1960年代から2000年代まで5代連続でシングルチャート1位を獲得するなど、長きにわたって第一線で活躍しつづけた日を代表するメロディメーカーのひとりだ。 自らのバンドNONA REEVESで2曲のシングルのプロデュースを受け、近藤真彦「情熱ナミダ」では作詞家として筒美さんと共作した経験を持つ西寺郷太さんに、いちリスナーとして、そしてミュージシャンとして、筒美京平さんについての想いを綴っていただいた。 近藤真彦『ギンギラギンにさりげなく』を手にした、1981年のクリスマス 親に初めて買ってもらったドーナツ盤3枚のうちの1枚が、筒美京平作品だった。1981年のクリスマスのことだ。小学2年生の僕は「サンタ

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    toya 2020/10/20
  • “わかりやすいもの”は歴史に残らない。25年前の『QJ』と契機になった『エヴァ』 - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    『クイック・ジャパン』Vol.1が刊行されたのは1994年8月。それから25年間、QJは止まることなく定期刊行を続けている。 創刊当時のQJはどのような雑誌だったのか。そして世間に知られるきっかけはなんだったのか。創刊直後の編集部でスタッフとして働いていたフリーライターの近藤正高が、25年前のQJと「サブカル」の変遷を振り返る。 「初期QJはよっぽど独特だったのだろう」 『QJWeb』から原稿を依頼された。感慨深い。それというのも、何を隠そう私は『クイック・ジャパン』の元編集アシスタントだったからだ。といっても、それはもう遠い遠い昔。編集部に在籍したのはQJ創刊の翌年の1995年4月から1997年3月まで(号数でいえばVol.3〜12)だから、もう25年も前の話である。 そこで、今回依頼をくれた編集のTさんには、『クイック・ジャパン』が取り上げてきたものを通して、「サブカル」という言葉の意

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  • 大阪生まれ、大宮育ち。すゑひろがりず「人気ゼロ」から15年目の大逆転<シリーズ大宮セブン#1> - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    芸人たちが劇場への出演もテレビ番組の収録も封じられた時期に、大きな注目を集めたコンビがいる。『M-1グランプリ2019』決勝にも進出したすゑひろがりずだ。自粛期間中に彼らのYouTubeチャンネルの人気が爆発。復活したよしもと各劇場からの配信公演でも、ふたりが出るものはずば抜けてチケットが売れているという。芸歴15年目、コンビになって9年。「とにかく人気がなかった」と繰り返す彼らの大逆転のカギは「大宮よしもと」「大宮セブン」にあった。 収益を見て、ちょっと怖くなった ——おふたりがYouTubeチャンネル『すゑひろがりず局番』をはじめたのは約1年半前(2019年2月)ですよね。最初のきっかけは? 三島 誘っていただいたんですよ。今も動画の編集をやってくれているカナメくんという若い子に。 南條 もともと、カナメくんは僕の知り合いだったんです。俳優をやってたんですけど、辞めて映像の仕事を勉強し

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    toya 2020/07/11
  • ぺこぱ独占インタビュー【前編】「ノリツッコまないボケ」はこうして生まれた - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    お笑いの「次の10年」を考える、QJWebの「【総力特集】お笑い2020」。 ミルクボーイにつづく独占インタビューは、M-1で衝撃的なインパクトを残したぺこぱ。 「ノリツッコまないボケ」(by松人志)という新しいスタイルが話題となり、年明けから多くのメディアに出演。南海キャンディーズやオードリーなど、優勝を逃しながらも大きな爪痕を残し、その後も最前線で活躍する芸人たちにつづいて、次の10年を牽引するのはこのふたりかもしれない。 M-1以降で初となるロングインタビューを、前後編でお届けする。 結成から12年。今なおつづく“お試し期間” 2019年12月22日。優勝候補のかまいたち、敗者復活戦で勝ち上がった和牛、そしてM-1史上最高得点を叩き出したミルクボーイ。最終決戦はこの3組で決まりか──。そんな空気の漂うなか、最後のひと組として登場した。 あの日のことを、ふたりはこう振り返る。 シュウ

    ぺこぱ独占インタビュー【前編】「ノリツッコまないボケ」はこうして生まれた - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
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    toya 2020/02/05
  • ドラマ『スカーレット』から思い出す、違和感を持つことにすら蓋をした過去 - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    ドラマには、まったく日常とかけ離れた世界を描くことで別世界にいざなってくれるものもあれば、世の中を映す鏡のように現実とつながっていることもある。さらに言うと、日常とかけ離れた世界を描いていても、世の中を反映していることもある。 そして人間の深層心理や、時代性と社会の複雑さを、繊細に描き出しているテレビドラマが、思っているよりもたくさん存在する。 ライター西森路代の連載「ドラマの奥底」では、そんなテレビドラマの世界が描き出す奥深さについて紐解いていく。今回はNHKの連続テレビ小説『スカーレット』の主人公が置かれている立場と振る舞いから、現代に残る生きづらさの種について考える。 女子が「女子」としてしか認められない時代 現在放送中のNHKの連続ドラマ小説『スカーレット』。戦後まもなく家族で信楽(しがらき)にやってきた絵の得意なひとりの女性の人生を描いたものながら、現実社会のことを思わせる作りに

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