気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 政権交代から100日経った。2009年9月にスタートした民主党政権は「脱官僚」「政治主導」を大きく掲げ、国家戦略室や行政刷新会議を新設、特に事業仕分け風景は注目を浴びた。 新政権が「脱官僚、政治主導」とあえて声高に言うのは、それまでがいかに官僚主導だったかということの裏返しにほかならない。簡単に言うと、政権交代前は官僚が企画してできあがった法案を国会で通すのが政治家の仕事であり、政治家は実務も責任も負わなかった、ということだ。 さて、現状はどうなったのか――。政府を国家の経営陣に例えると、企業で言う経営資源である従業員(ヒト)、商品(モノ)、資本(カネ)とは、政治行政では官僚(ヒト)、政策/行政サービス(モノ)、予算(カネ)に当たる。すなわち