侍ジャパンが10年ぶりの世界一奪回で幕を閉じた「第2回プレミア12」。開幕当初の注目度はイマイチだったが、そうしたムードが一変したのが、宿敵・韓国との試合になったときである。 スーパーラウンド最終戦の16日の試合は、すでに両チームが決勝進出を決めていたにもかかわらず4万4224人の観衆が東京ドームに詰めかけた。決勝戦は4万4960人を動員して、中継したテレビ朝日の瞬間最高視聴率は29.6%、関東地区の平均視聴率も18.8%を記録するなど、スポーツ興行としても合格点の数字を叩き出している。 「やはり日韓戦は盛り上がる」――これまで様々なスポーツで日本と韓国はしのぎを削るライバルとしての戦いを繰り返してきた。特にサッカーでは日韓定期戦の歴史も古く、ワールドカップ予選、アジアカップなど様々な舞台での激突は、選手やファンを含めた“総力戦”の様相を呈してきた。 マウンドに韓国の国旗・太極旗を立てる。