在日米海軍は、東日本大震災の被災地を支援する米軍の「トモダチ作戦」に参加した横須賀基地配備のイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」(8315トン)の艦内を、洋上で報道陣に公開した。 米イージス駆逐艦「フィッツジェラルド」の写真リポート、動画も フィッツジェラルドは、2004年に横須賀に配備されたアーレイ・バーク級のミサイル駆逐艦。敵の航空機やミサイルを遠距離で探知し、迎撃ミサイルで撃ち落とす弾道ミサイル防衛(BMD)の能力を持つ。垂直発射システムからトマホーク巡航ミサイルなどを発射できるほか、魚雷発射管や対艦ミサイル発射装置、5インチ自動砲などを装備している。 17日午前9時に横須賀港を出港、東京湾から太平洋上まで航行した。乗組員らが艦内の火災を想定した消火訓練や、海中転落者の人命救助訓練などを行った。大型スクリーンを整備した操縦室や、情報の収集、分析を行う戦闘指揮センターも公開した。