福島産牛、畜産業支援のためのTシャツのデザイン画を手にする作者のミケル・ウルメネタさん=ククスムス提供 牛肉の放射性セシウム汚染問題で肉牛が出荷停止となるなど窮地に立たされている福島県の畜産業を支援しようと、牛追い祭りで知られるスペイン・パンプローナのデザイン事務所「kukuxumusu(ククスムス)」がチャリティーTシャツを作った。同事務所のデザイナー、ミケル・ウルメネタさん(47)が、知人のスペイン語通訳、黒田薫子さん(58)=名古屋市名東区=から窮状を聞き、無償でデザインした。ウルメネタさんは、黒田さんに「(震災のため)さまよい歩く動物たちの映像には心が痛んだ。前向きな思いを伝えようとした」とのコメントを寄せた。黒田さんは00年に、イベントのため来日したウルメネタさんと通訳の仕事を通して知り合い、交流を続けてきた。今年6月に、黒田さんが被災地支援のためのTシャツ製作を提案し、ウルメネ