NTTインフラネット、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、古河電気工業の3社はこのほど、地上デジタル放送信号を光ファイバと無線中継システムで伝送できる中継・配信システムの実用化に向けた実験に成功したと発表した。 総務省は、2011年までに地上アナログ放送を地上デジタル放送へ完全移行する方針だが、山間部など電波の届きにくい難視聴地域には、光ファイバを用いた地上デジタル放送の再送信を検討している。しかし山間部や離島への光ファイバの敷設には膨大なコストがかかる。3社によると、今回の実験で、光ファイバで伝送された地上デジタル放送信号を光ファイバの敷設が困難な地域にも、高品質のまま無線を使って中継・配信できることを実証、そうした問題を解決できるとしている。 実証実験では、 岐阜県防災交流センターで受信した地上デジタル放送信号を、「岐阜情報スーパーハイウェイ」(※1 用語解説を参照)を用いて
デジタルラジオ放送が受信できる初の製品、ピクセラ「Prodia」。まずは評価用に限定100台でラジオ局などに販売する ピクセラは2006年9月中旬にも、デジタルラジオ放送に対応した受信機「Prodia」の販売を始める。デジタルラジオは、音声がCD並みに高音質であることに加え、文字や写真、簡易動画も同時に送信できる次世代のラジオ放送。2003年10月に試験放送が始まり、早ければ2007年にも本放送が始まる見込みである。 デジタルラジオ受信機を発売するのは同社が初めて。ただし、台数は100台限定としている。ピクセラは本製品はラジオ局や番組制作会社向けの評価用製品として位置付けており、当面一般ユーザーには販売しない。価格は15万円で、ワンセグ放送や現行のFMラジオ放送を受信することもできる。 Prodiaを一般ユーザーに販売しない理由についてピクセラは、「本放送までに放送の規格が変更になる可能性
文化庁は21日、IPマルチキャスト放送に関する報告書案を公開した。放送の同時再送信に関しては、地上デジタルの同時再送信も踏まえて早急に「有線放送」と同等の取り扱いにするといった意見が示されている。 ■ 早急にIPマルチキャスト放送を有線放送と同等に この報告書は、文化審議会著作権分科会法制問題小委員会で検討が進められたもの。IPマルチキャスト放送に対し、「地上デジタル放送への移行の対応」「他の知的財産権制度との調和維持」「模倣品・海賊版対策の強化」といった観点から検討が進められており、著作権法上におけるIPマルチキャスト放送の取り扱いに加えて、著作権法違反への罰則引き上げ、税関における水際取り締まりに関わる著作権法の在り方が議論されている。 IPマルチキャスト放送に関しては、放送と著作権法での違いが指摘された。放送法では2001年に制定された電気通信役務利用放送法により、IPマルチキャスト
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