平昌五輪女子フィギュアでは、15歳のザギトワ選手が金メダルに輝きました。世界で戦う女子選手は10代が中心で、引退は20代前半が一般的だと言われます。元世界選手権日本代表の中野友加里さん(32)は18歳でスランプになりながら、大学、大学院でも選手を続けました。引退後はテレビ局の社員という道を選びます。転職が当たり前になった時代、「中途半端ができない自分を受け入れた」という中野さんに、セカンドキャリアの作り方について聞きました。(ライター・小野ヒデコ) 【写真】3回転アクセルといえば、この人だった…浅田真央、キム・ヨナと争った現役時代の中野友加里さん <高3の時に陥ったスランプ。その打開策は環境を変えることだった> 始めてスケート靴を履いたのは3歳でした。兄がアイスホッケー、姉がフィギュアスケートをやっていたので自然な流れで滑るようになったのがきっかけです。6歳で本格的に選手を目指し、気づいた