12月7日、タイのプラウィット副首相兼国防相は、英BBCのタイ語ウェブサイトに掲載された新国王の経歴が不敬罪に当たる疑いがあるとして、当局にBBCを捜査するよう指示したと明らかにした。写真中央がワチラロンコン新国王。バンコクで2日撮影(2016年 ロイター/Jorge Silva) [バンコク 7日 ロイター] - タイのプラウィット副首相兼国防相は7日、英BBCのタイ語ウェブサイトに掲載された新国王の経歴が不敬罪に当たる疑いがあるとして、当局にBBCを捜査するよう指示したと明らかにした。
<国民の人気が高かったプミポン前国王の後継として、ワチラロンコン新国王が即位した。皇太子時代の評判はあまり良くない新国王だが、タイの政治対立を収めることはできるのか>(写真:昨年5月に王室行事に参列したワチラロンコン皇太子〔当時〕) 今月1日、タイで1946年以来70年ぶりの新国王が即位した。 ワチラロンコン皇太子(64歳)が正式に新国王となり、10月13日にプミポン前国王が死去して以来7週間に渡った空位期間は終了した。政治空白を懸念した多くの人々もこれで安心するだろう。政治が不安定なタイでは、伝統的に王室が大きな影響力を持っている。 新国王には、タイの厳格な不敬罪が適用されるため、批判を受けることはない。だからと言って、新国王がすぐに国民からの尊敬を得られるわけではない。ほとんどの国民は、前国王の時代しか知らない。そして現在のタイは、軍部を中心とする既得権益層と、タクシン元首相を支持する
タイ南部パタニ県の病院で、爆弾の爆発で負傷した身内を案じる親族(2016年10月24日撮影)。(c)AFP/TUWAEDANIYA MERINGING 【10月25日 AFP】タイ南部パタニ(Pattani)にある飲食店付近で24日、爆弾が爆発し、1人が死亡、18人が負傷した。うち数人は重体だという。警察と目撃者が明らかにした。 翌25日は2004年に地元のイスラム教徒ら80人以上がタイ治安当局の手によって死亡する事件が発生した日付に重なる。現在広がっている反政府運動のきっかけとなったのもその事件だった。 現場はマレー語を使用するイスラム教徒が多い同国南部に位置するパタニ中心部。同日午後7時(日本時間同9時)ごろ爆弾が爆発し、すぐそばの麺専門店が大きな被害を受けた。 地元の警察官はAFPの取材に「タイ人の仏教徒の女性1人が死亡し、18人が負傷した」と明らかにした。 現場入りしたAFPカメラ
タイ・バンコクで、プミポン国王の肖像を掲げる女性(2016年10月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/LILLIAN SUWANRUMPHA 【10月19日 AFP】タイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王(ラーマ9世)の死去以降、王室を侮辱したとされる人物が市民から制裁を受ける動画が相次いでソーシャルメディアに掲載されたことを受けて、パイブーン・クムチャヤ(Paiboon Koomchaya)法相は18日、国民は王室を侮辱した人物に「社会的な制裁」を与えるべきだと述べた。 同法相は記者団に対し「王室を侮辱した人物を罰するには社会的制裁より良い方法がない」と述べ、「法を犯した者は追及する」と言明した。 18日午前10時半(日本時間同日午後0時半)、フェイスブック(Facebook)に、バンコク(Bangkok)の東に位置するチョンブリ(Chonburi
在位70年に及んだタイ国王陛下ラーマ9世崩御と、周辺のタイ情勢をめぐって崩御の2日前にさかのぼり、時系列でまとめてみます。陛下のご冥福をお祈りいたします。適宜追記する予定です。
【10月26日 AFPBB News】2016年10月13日、88歳で死去したタイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王(ラーマ9世)。政情不安が続くタイで、時には政権と反政府派の間で調停役を務めるなど「国父」として国民から敬愛を集めたプミポン国王の生涯を写真で振り返る。(c)AFPBB News
(CNN) 13日に死去したタイのプミポン国王(88)の葬儀に向けた準備が進むなか、タイ当局はセキュリティーを強化し、国民に警戒を呼びかけている。国王が入院していた病院には数千人が集まり、「国王万歳」と叫ぶ場面も見られた。 王宮の声明によると、プミポン国王が死去したのは午後3時52分。穏やかな死だったという。 後継者にはワチラロンコン皇太子が指名された。タイのプラユット暫定首相は「皇太子にはタイ国民とともに喪に服す時間が必要だ」と指摘。即位の正確な時期は分かっていない。 プラユット氏は「安全を確保するため、タイ全土のすべての地域で全国民が警戒する必要がある」と述べ、国内のセキュリティーに関する注意を怠らないよう呼びかけた。 国王が治療を受けていた病院には連日、数百人が集まっていた。13日の夕方には、その数は数千人に膨れあがった。集まった人々の中には、気持ちを慰めるために他にどこに行けば分か
<厳格な薬物対策を進めてきたタイで合法化が議論される一因は、刑務所の過密にある>(写真:東南アジアの国々では安価で強力な効き目があるメタンフェミンが広く出回っている) 麻薬撲滅が絶望的なら、いっそ合法化すればいい――半ばやけくそのようだが、この過激なアイデアを提案したのはタイのパイブーン・クムチャヤ法相。彼は最近、覚醒剤の一種メタンフェミンの使用を合法化することを繰り返し提唱している。「世界は麻薬戦争に負けたんだ。タイだけではない」と、パイブーンは言う。 タイの薬物取締法は非常に厳しく、所持しただけで死刑になりかねない。タイ警察はここ10数年、アメリカ主導の麻薬撲滅作戦を手本に取り締まりを進めてきた。タイの麻薬との戦いによる死者は、この10年で2500人を超えたとみられる。 ところがここにきて突然、軍事政権が薬物規制を緩める姿勢を見せ始めた。「こんなことは初めてだ」と、薬物規制の公開性を求
香港で2014年の民主化デモ「雨傘運動」を主導した学生指導者たちが結成した政党「香港衆志(デモシスト)」は5日、事務局長の黄之鋒氏(19、英語名ジョシュア・ウォン)が4日夜にバンコクでタイ当局に拘束されたと発表した。 声明によると、「雨傘運動」の中心的な存在のひとりだった黄氏は、バンコクのスワンナプーム空港に到着した後、拘束された。黄氏を招へいし、空港で待っていたタイの学生活動家ネティウィト・チョティパトパイサル氏が異常を知らせたという。
10月5日、タイ当局は、2014年の香港民主化デモを主導した学生運動家、黄之鋒(ジョシュア・ ウォン)氏(写真中央)の入国を拒否した。支援者らは、中国からの圧力によるものだと指摘し、反発を強めている。香港で5日撮影(2016年 ロイター/Bobby Yip) [バンコク/香港 5日 ロイター] - タイ当局は5日、2014年の香港民主化デモを主導した学生運動家、黄之鋒(ジョシュア・ ウォン)氏(19)の入国を拒否した。支援者らは、中国からの圧力によるものだと指摘し、反発を強めている。 ウォン氏は、タイの2大学で香港の「雨傘運動」や新党「デモシスト」の結成について講演するよう招かれていたが、バンコクで身柄を拘束された。移民当局はロイターに対し、ウォン氏はタイ入国を拒否され、香港に送還されることを確認した。
香港(CNN) 香港で2014年に起きた民主化デモ「雨傘運動」のリーダーの1人、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さんが訪問先のタイで拘束された。黄さんらが今年設立した政党「デモシスト(香港衆志)」が明らかにした。 デモシスト代表の羅冠聡(ネイサン・ロー)さんによると、黄さんはタイの大学で講演する予定だった。現地で黄さんと会うことになっていたタイ人の学生活動家からの話として羅さんがCNNに語ったところによると、拘束された場所はバンコク近郊の空港。タイの空港当局はこの学生活動家に対し、中国政府から書簡を受け取っていることを告げたという。 活動家は黄さんとの面会を求めたが拒否された。 黄さんは香港の治安裁判所で、雨傘運動の発端となった香港政府前の集会に参加したとして有罪判決を受け、8月に80時間の社会奉仕活動を言い渡されていた。 タイでは過去1年間に、中国出身の反体制活動家少なくとも4人が拘束された
タイ南部ナラティワット県で行われたお祭り「コーン・ディー・ムアン・ナラ」で、華やかなコスチュームでパレードに参加する女性(2016年9月17日撮影)。(c)AFP/MADAREE TOHLALA 【9月20日 AFP】タイ南部のナラティワット(Narathiwat)県で17日、「コーン・ディー・ムアン・ナラ(Khong Dee Muang Nara、ナラティワットの良品)」と呼ばれる祭りが行われ、多くの人々が華やかな装いでパレードに参加した。パレードの中にはプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王の写真を掲げ、歩く人たちの姿も見られた。(c)AFP
<不法滞在者に甘く政治難民の楽園だったタイで、8000人いるといわれる中国人政治犯の拉致事件が相次いでいる。中国の工作員やスパイが組織的に動いているとみられ、潜伏している中国人は戦々恐々だ> 中国当局の追及を逃れ、政治難民として国際機関による「難民認定そして亡命」を求めるためタイに潜伏している中国人が失踪する事件が相次いでいる。 支援団体などによると、多数の中国公安の工作員がタイで暗躍しており、こうした中国人難民の発見、拉致、強制送還を組織的に行っているという。タイ軍政も不法労働者や政治難民など外国人不法滞在者の強制送還を積極的に進めており、中国政府とタイ軍政の思惑が一致した「政治難民狩り」となっている。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)もこのような現状に懸念を表明、潜伏している中国人は戦々恐々の毎日だ。 2015年10月、タイのリゾート地パタヤのアパートから中国共産党を批判する書籍な
タイ南部ナラティワット県のタクバイ地区にある学校の前で、バイクが爆発した現場に残されたリュックサック(2016年9月6日撮影)。(c)AFP/MADAREE TOHLALA 【9月6日 AFP】タイ南部ナラティワット(Narathiwat)県で6日、バイクに仕込まれた爆弾が学校の外で爆発し、4歳の少女とその父親を含む3人が死亡した。 爆発物は同県タクバイ(Tak Bai)地区にある学校の前に駐車されていたバイクの燃料タンクに仕込まれていた。警察は、無線による遠隔操作で爆破させられたとみている。亡くなった親子は、爆発当時、別のバイクに乗って校門のそばにいた。 病院関係者によると、この親子はイスラム教徒だったという。また、親子とは別に、23歳の男性が搬送先の病院で死亡し、さらに大人10人程度が負傷して現在治療を受けている。 一方、AFP特派員によると、現場には爆発による破片が飛び散り、道路には
(CNN) タイ王室は3日、同国のプミポン国王(88)が「深刻な感染症」を患ったため首都バンコクの病院で治療を受けていることを明らかにした。呼吸困難の症状を示し、抗生物質が投与されたという。 王室の声明によると、血圧が下がって発熱もあり、検査で腎臓機能の低下や肺に水分がたまっていることが判明したという。2日になって症状に改善が見られたものの、経過を確認し続けるため入院していると述べた。 同国王は君主として世界最長の在位期間を持つ。 健康不安に襲われるプミポン国王はここ数カ月間、入退院を繰り返す生活を送っている。2014年には胆のうの嫡出手術も受けていた。過去5年の間、大半を病院で過ごしている。
8月30日、タイの首都バンコクに昨年11月、同国で初となるイスラム教徒観光客へ対応した「ハラル・ホテル」がオープンした。アル・メロス・ホテル、29日撮影(2016年 ロイター/Chaiwat Subprasom) [バンコク 30日 ロイター] - タイの首都バンコクに昨年11月、同国で初となるムスリム(イスラム教徒)観光客へ対応した「ハラル・ホテル」がオープンした。モスクのような外観をとりいれた4つ星ホテル「アル・メロス」には、礼拝のための部屋が2つ、ハラル対応メニューを置くレストランが3つある。 中東からタイを訪れる観光客は2015年に前年比10%増加した。タイ政府は昨年、ハラル対応のレストランなどを検索できるモバイルアプリを導入。近年増えつつあるイスラム教徒観光客への対応を重視している。
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