マレーシアのクアラルンプールで1日から開かれていたアジア政党国際会議(ICAPP)第9回総会は3日、「クアラルンプール宣言」を採択し、閉幕しました(宣言骨子は別項)。日本共産党代表団は、核兵器問題の項目に関して「部分的保留」を文書で表明し、事務局長が参加者に報告しました。 (写真)宣言起草委員会が全員一致で最終的に確認した「クアラルンプール宣言」。「核兵器禁止条約のすみやかな交渉開始を呼びかける」の文言が入っている(下) 日本共産党代表団が保留した理由は、2014年のコロンボ、10年のプノンペンの総会宣言に入っていた、「核兵器禁止条約のすみやかな交渉開始を呼びかける」という、大多数の国連加盟国と市民社会が求めている核兵器廃絶をめぐる焦眉の課題が「クアラルンプール宣言」から欠落したことです。この重要な命題が欠落したことは、総会の宣言としては重大な後退となりました。 2日夜の起草委員会で合意さ
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