JR東日本は2019年7月31日、山手線で実証実験中の線路の保守システムに、米グーグルの「Google Cloud」を使用していることを明らかにした。グーグル日本法人が開催中のGoogle Cloudに関するイベント「Google Cloud Next '19 in Tokyo」の基調講演で明らかにした。 山手線では、2015年に営業運転を始めた「E235系」の車両にセンサーを取り付けることで、走行中に線路の状態を常時モニタリングできるようになっている。この仕組みをさらに高度にし、現状では一定期間ごとに実施している線路の交換作業を改め、地点ごとの変状の大きさなどを踏まえて交換時期を決めるという予防保守に移行することを視野に入れた実証実験を始めている。
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