東京都は多摩都市モノレールの町田方面への延伸構想について、事業化に向けた検討を開始する。町田市と多摩市が2023年度内にまとめる沿線のまちづくり構想を踏まえ、24年度にも開業後の需要予測など事業化に向けた検討を進める。町田市と多摩市はホームページに「モノレール沿線まちづくり構想」の素案を公表し、20日から24年1月19日までパブリックコメントを実施する。素案では高齢化が進む団地の再生に向け、商
東京都は多摩都市モノレールの町田方面への延伸構想について、事業化に向けた検討を開始する。町田市と多摩市が2023年度内にまとめる沿線のまちづくり構想を踏まえ、24年度にも開業後の需要予測など事業化に向けた検討を進める。町田市と多摩市はホームページに「モノレール沿線まちづくり構想」の素案を公表し、20日から24年1月19日までパブリックコメントを実施する。素案では高齢化が進む団地の再生に向け、商
【愛媛】11月から運休が続く伊予鉄道の観光列車「坊っちゃん列車」のあり方を検討するため、松山市は18日、「坊っちゃん列車を考える会」の初会合を開いた。出席した伊予鉄グループの清水一郎社長は、今年度末の累積赤字が14億円に上る見込みと初めて明らかにし、「民間会社の努力の限度を超えた」として市にコストを負担するよう求めた。 野志克仁市長が招集した会議は非公開で行われ、終了後に清水社長が報道陣の取材に応じた。 清水社長によると、伊予鉄は、小型SLをかたどったディーゼル機関車が客車を牽(ひ)く列車2編成を自己負担で保守。運行自体の採算も当初から厳しく、2001年の運行開始後、赤字は多い年で1億円を超えたという。 そのうえで「坊っちゃん列車には運転士3人が乗らねばならず、ディーゼル車の運転免許も必要。坊っちゃん列車1両と路面電車3両のどちらを取るか、苦渋の選択だった」と述べ、人手不足が運休の決定打に
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東京都交通局は、22年度の都営バスの収支状況を発表した(速報値)。本記事では都営バス全127系統の「損益額」に着目。なんと、99路線が赤字であり、その額をもとにランキングを作成した。あなたが知る路線バスは赤字だろうか? (乗り物ライター 宮武和多哉、ダイヤモンド編集部) 都営バスの99路線が赤字! 路線バスにも迫る「2024年問題」 「今、全国の路線バスが大変なことになっています」――。NHKの特設サイト「路線バス」のトップを飾る文章だ。全国の路線バスが運転手不足で、赤字路線だけでなく、大都市部の黒字路線までも減便・廃止せざるをえない事態についてまとめている。 運転手不足に拍車をかけるのが「2024年問題」だ。24年4月から労働規制が強化され、バスの運転手の年間労働時間の上限が引き下げられる。また、退勤から次の出勤までの休息時間は今より長くなる。こうした働き方改革にきちんと対応しながらも、
路線バスが厳しい状況にあることを、切実に教えられるニュースが9月にあった。大阪府の富田林市など4市町村を走る金剛バスが、運転士不足などを理由にバス事業を廃止し、12月20日で全15路線の運行を終了すると発表したのだ。 公共交通の危機的状況が表面化 今年は4月にJR西日本が、2019年度の輸送密度が1日2000人未満の線区について、収支率などを開示したことをきっかけに、他の鉄道事業者からも同様の発表が相次ぐ結果になった。そして今回のニュース。日本の公共交通が危機的状況にあることを、多くの人が認識したのではないだろうか。 金剛バスについては、関係する4市町村が法定協議会を開き、この地域で運行している近鉄バスと南海バス、自治体のコミュニティバスが当面、路線を継承しようということになっているそうだが、減便は避けられないという。
会見で、日経新聞記者が「リニアの話で自然環境に関して関係者の納得が必要だという話があった。水問題の場合だと、利水関係者、いわゆる(大井川の)流域自治体などでわかるが、自然環境問題に関して、県以外の具体的に納得させないといけない利害関係者を想定しているのか」と質問した。 これに対して、川勝知事は「南アルプスを愛する内外の人たちだ」などととんでもない回答をした。 自然環境問題で、県以外に納得させなければならない利害関係者がいることなど初めて聞いた。この回答はどう考えてもおかしいと、筆者は考えた。 この質疑に関しては後に訂正が県政記者クラブに配布されたので、てっきり利害関係者の部分が削除されたのかと思いきや、なんと「南アルプスを愛する内外の方」の部分がそのまま残っているから驚きだ。 しかも県はこの内容を肝心のJR東海、国交省にも伝えていないのだ。 この回答はあまりにも的外れで、川勝知事の発言を一
東京都がかねて実証実験を重ねていた“舟旅通勤”が本格化。水上の通勤路線「日本橋~豊洲」が開業しました。実際、都バスの代替になる期待も高いようです。 はじめての本格運行 拡大画像 「舟旅通勤」の船内の風景(乗りものニュース編集部撮影)。 東京に「船の通勤路線」が本格誕生しました。2023年10月25日(水)、東京都が運営する「舟旅通勤」できょう最初に運航開始となったのは「日本橋~豊洲」ルートです。 東京都は、都心部で川や海、運河を利用した舟運で通勤利用を図る「交通手段としての航路事業」を進めています。2017年から動きがはじまり、2回の実証運行で数種類のルートを試したあと、いよいよ今年度から本格運行となりました。 開業当初の運行形態は、16時台から20時台まで5往復。最終便は日本橋発20時5分です。のりばの位置は、日本橋南の東側と、ららぽーと豊洲の裏です。運賃は片道500円で、事前予約制とな
グリーン車に乗る場合、運賃とは別に「グリーン料金」が必要です。しかし乗客がその料金を払っているかどうかの確認は、省力化の対策とともに「頭の痛い問題」としてJRにのしかかっています。 「検札済みランプ」導入されたグリーン車 東京の中距離通勤電車の多くにはグリーン車が併結されています。座席がゆったりしているなど、一般車両とは違う快適な移動ができます。その代わり、きっぷとは別に「グリーン券」が必要となります。 しかしこのグリーン車に、グリーン券を買わずに着席し、そのまま逃げ切る乗客もいます。近年は「グリーン券の有無が確認されていない状態」が周囲からも視認できる車内設備になっており、その実態がよく見えるようになってきました。 拡大画像 グリーン車のイメージ(画像:写真AC)。 首都圏のグリーン車は、東海道線、横須賀線・総武線快速、宇都宮線・高崎線、常磐線で導入されており、Suicaを利用した「グリ
大阪市内から車や電車で約30分。大阪府東南部に位置する富田林(とんだばやし)市は人口約10万7千人、江戸時代の雰囲気を残す国の重要伝統的建造物群保存地区「富田林寺内町(じないまち)」が広がる、豊かな自然と歴史が息づくベッドタウンだ。 そのターミナル駅、富田林駅と各地を結ぶ路線バスの運営会社「金剛自動車」が先月、今年12月20日でバス事業を廃止すると発表した。都市部から比較的近い地域での全15路線廃止は、衝撃的だ。 バスが運行されている4自治体は補助金交付などの支援策を持ちかけたが、同社は「根本的な問題解決にはならない」と固辞したという。「解決できない問題」とは、記者会見した白江暢孝社長が「もう限界です」と訴えた深刻な人手不足だ。 厚生労働省によると、バス運転手の平均年齢は令和4年時点で53・4歳。今後は大量退職が見込まれ、新規採用では補完しきれない。来年4月に運転手に残業規制が適用される「
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大阪府の南河内地域で路線バスを運行する金剛自動車(本社・富田林市、白江暢孝社長)は11日、運転手不足や売り上げの低迷などを受け、12月20日で路線バス事業を廃止すると明らかにした。 同社はこの日午前、ホームページ(HP)に「バス事業廃止のお知らせ」を掲載。近鉄富田林駅前のバス停にも同じお知らせを掲示した。同社によると、路線バスは富田林市と太子町、河南町、千早赤阪村で計15路線(1路線は現在、運休中)を運行し、小中学校や福祉・文化施設、府営住宅、役場、近鉄富田林駅などを結んでいる。8月の平日では通勤・通学客ら1日で平均約2600人の利用者がいたという。太子町と河南町は金剛自動車が唯一の路線バスで、千早赤阪村でも主要なバスとなっている 4市町村によると、金剛自動車側から初めて路線バス廃止の意向が伝えられたのは2023年5月中旬。継続を要望したが、3市町の首長が出席した6月中旬の会合でも廃止の方
フィリピンの格安航空会社(LCC)「セブ・パシフィック」の航空機=福岡市博多区で2023年9月5日午後7時59分、平川義之撮影(記事と写真は直接関係ありません) マニラ発のフィリピン格安航空会社(LCC)「セブ・パシフィック航空」の航空機が4日、目的地の福岡空港に着陸できずにUターンしていたことが国土交通省などへの取材で判明した。約60キロ離れた北九州空港にダイバート(代替着陸)したが、乗客を降ろすことはできず、その後、福岡空港の「門限」の午後10時を過ぎたため、マニラに引き返した。乗客はマニラを離陸してから約11時間、機内に缶詰め状態となった。 国交省福岡空港事務所などによると、航空機は4日午後4時25分ごろ、乗客125人を乗せてマニラの空港を離陸。同8時前後に福岡空港に着陸しようと試みたが、断念し「ゴーアラウンド(着陸やり直し)」をした。福岡空港の上空が混み合っており、再び着陸態勢に入
本州と北海道を結ぶ「青函トンネル」の劣化が深刻な状況になっています。その要因として海底トンネルならではの過酷な環境があるようです。 「青函トンネルの機能保全」を継続して実施へ 本州と北海道を結ぶ唯一の陸路「青函トンネル」の劣化が深刻な状況になっています。国交省は2024年度予算の概算要求へ、昨年度に引き続き「青函トンネルの機能保全」に関する費用を盛り込みました。 拡大画像 青函トンネルを通る北海道新幹線(画像:写真AC)。 青函トンネルは1988年に開通した日本最長の海底トンネルです。当初から新幹線を走行させることを想定して建設されており、2016年3月の北海道新幹線開業後は、新幹線と貨物列車が線路を共用しています。列車が走行する「本坑」のほか、換気や排水、保守作業を担う「先進導坑」と「作業坑」で構成されており、延長は54kmにおよびます。 トンネルは鉄道・運輸機構が保有し、JR北海道が管
確かにこの路線に駅があるはずなのに、案内では駅が無いように扱われている……東京ならではのJR線のシステムになれず、パニックになってしまった人の体験漫画が話題になっています。なぜ東京の路線は難しいのでしょうか。 関西の常識では理解できない 関西人が東京にやってきたところ、JRの路線網がややこしすぎて混乱した――という体験の漫画が、SNSで大きく話題になっています。 「東海道線」は途中の駅に全部停まるわけではない!?(画像:photolibrary)。 作者は羽鳥写真館@hatolier_cameraさん。「関西人が東京にやってきて『独特の路線システム』に翻弄される話」と題したものです。 まず、中央線の新宿駅の看板を見て”次の駅は中野”という標記に違和感。記憶では隣の駅は大久保だったはずなのに、なぜか書かれていません。しかも行きたかった場所は東中野駅。なぜ中央線の駅として「無かったこと」にされ
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