伝わらない警告 ～ＮＨＫの検証番組を見て感じた事～ - 杜の里から

３月２２日（木）のＮＨＫスペシャル「ＮＨＫと東日本大震災 より多くの命を守るために」を興味深く見ました。 この番組は「大津波の危機感をどこまで伝えられたか」、「原発事故の見えない危険をどこまで伝えられたのか」、「被災者を支えるきめ細かい情報はどこまで伝えられたか」の三点についての震災報道のあり方の検証だった訳ですが、特に大津波の報道については、実際に被災地でその放送を聞いていた者として言わせてもらえば、どうしてもテレビ局側とこちら側との意識のズレというものを感じざるを得ませんでした。 震災当日、宮城県では地震直後に全世帯が停電となり、すぐに携帯も繋がらなくなり、外部との連絡手段が完全に断たれてしまった状況になっていました。 そんな中、我々が一番頼りにしたのはラジオだったのですが、その放送内容は当初はテレビのアナウンスをそのまま流していたものでした。 そのため我々が欲しかった情報は極めて限定

[mobanama]

1年が過ぎた今になるまでラジオが機能していなかったとは知らなかった。ああいう事態の現場ではラジオが唯一の情報源として防災用持出袋等にも入っているものであるのに。せめてこの教訓が活かされますように。

[You-me]

うーん、ある種の人たちは「緊急時ほど手順をしっかり踏め」と訓練されるからなー／震災直後の情報ニーズについてきちんとまとめておくことがとりあえず必要なんでしょうね

[akira-2008]

大切な指摘

[OSATO]

　一応ＮＨＫの番組感想欄からブログ紹介しときました。

[wackunnpapa]

これは震災直後，4,5時間以内の話ということか。 / 夕刻以降はラジオとテレビを同時並行できたので，ラジオが無益だったという印象はないのよね・・・・・・。

[YMZ]

ごもっともな提案に聞こえるが、NHKラジオの放送の範囲を考えると、難しそうなことばかり。民放みたいな放送が聞きたければ民放のラジオを聞けば…（これも範囲の問題になりそう）

[urbansea]

当日、東京にいた私のほうが情報は速かったのか。切迫感という主観による情報。

[complaintbox]

おぅ、津波の映像を見れたのは５日後。　気仙沼の火災と荒浜の数百人のラジオ報道に戦慄していた。　　テレビとラジオ連動で逆によかったが、映像解説は必要ではあった。

[Guro]

録ってあるので後で見よう

[katzchang]

口調の問題ではないかなー。

[oanus]

シーケンシャルアクセスなメディアに実況以外に何の利点があるのかと…

[hatayasan]

「あの時ＮＨＫがいつもの冷静さを失い、まるで民放の様な実況を突如始めたりしていたら」

[ruletheworld]

あれだけの震災後に津波が来ると警告されて動かないうすらバカのおもりまで公共料金でやる必要あるの？

[Poisonous_Radio]

地震の時は停電＆基地局ダウンで携帯は全然使えず、手回し充電式ラジオが唯一の情報源だった。

[machida77]

非常事態の警報・報道の伝え方と受容の問題。

[usataro]

画面では津波の生中継なのに、アナウンスはその実況じゃなくてはるか西の方の津波注意報だったりしてたことには、確かに違和感を感じてた。

[kaos2009]

緊急時、スマホ、ワンセグに力を入れる分、ラジオ実況がおろそかになる

[kaitoster]

震災当日は携帯のワンセグでずっとテレビ見ていたけどなあ・・・。

[filinion]

視聴者側の教訓は、「ラジオが“避難してください”と言ったら全力で逃げろ」かなあ…。限られた地域の実況より広い地域の警報を、という姿勢は正しいと思うが、パニックを怖れる余り正常性バイアスに勝てなかった。

[yukatti]

"この時現地では、手に入れられる情報といえばほとんどがラジオばかり""声だけしか聞けない相手に、この切迫した事態をいかにして伝えるか""相手の心に一番良く届くのは、やはり「生の感情」だと思う"