精神病患者としての左翼──岡田索雲『ようきなやつら』感想｜ンジャメナ

先週公開された岡田索雲の短編漫画「アンチマン」が面白かったので、作者の過去作である単行本『ようきなやつら』（双葉社）も読んでみたところ、予想外な面白さがあったので、感想を書いておく。以下、ネタバレ要素があるので、買う予定がある人は買って読んでから見てほしい。 ◆ゴリゴリの左翼マンガ この単行本は、「妖怪読切シリーズ」として書かれた5つの短編──「東京鎌鼬」「忍耐サトリくん」「川血」「猫欠」「峯落」「追燈」──に、書き下ろし漫画「ようきなやつら」を加えてまとめた短編集だ。読み切りなので、各エピソードはある例外（後述）を除いて独立している。語られるテーマも多岐に渡り、単純化することは難しい。 しかし、誰が読んでも共通して持ちそうな疑問が一つだけある。それは、「この単行本はなぜこんなに〝ゴリゴリの左翼〟なのか？」というものだ。 たとえば、「川血」は日本の人種差別、「峯落」はMeToo運動を間接的

[myogab]

リベラルと左翼を呼び分ける厳密さがあるなら、ここで言う「左翼」は「革新」とでも言い換えるべきではないのかね。で、その「革新」的論法(視点ではなく)を多用してるのが今は「保守」を自称してる人達なんだけど…

[yujimi-daifuku-2222]

人は想像力をもって他者の辛さ、悲しみを推し量る事ができるけれどそれはどこまで行っても自分がそう考えたという話でしかない。本当のところは本人しか分からない。/この弁えがないと自他の峻別がつかなくなる。

[Domino-R]

あとで買う。/ここに描かれるような精神病は政治的なものだ。政治的な被害者・少数者は異常者・精神病者とされる事で隔離され、現実的にいない事にされてきた。精神病は監獄と同じ権力装置だと誰かが言った通りよ。

[goadbin]

https://togetter.com/li/1559054　社会学者の話になるが、あの界隈って自分達の体験に基づく生きづらさばかりを主張し、他人の常識を疑うことばかりしている。

[mfluder]

“左翼とリベラルの差はここにある。妥協せよ、配慮せよという主張はひたすら「正しい」ので、リベラルなら葛藤してしまうところ、マサリは戸惑いなく頭突きをかます”

[koo-sokzeshky]

とても面白い。リベラルならこうはいかないというのも分かる。まあしかし私は「左翼」「右翼」は大きな集合として使うほうがしっくりくるので、ここで言う左翼は「非リベラル左翼」とでも限定してほしいかな。

[chinu48cm]

俺はむしろ、テコンダー朴みたいに、茶化してる方と思ってたけどなあ

[kei_mi]

民主主義が前提にあるリベラルと民主主義以外でも存在できる左翼。　”その体験は、はたから見れば何の意味もない異常な行動にしか見えないが、決して無意味ではないのだ”　締めが良い

[frothmouth]

「いわゆる左翼」を素材として上手く調理して、読者を躍らせている（読者も踊りを楽しんでいる）作品だという感想を持ちました／次の単行本では「いわゆる右翼」を素材にするかも

[Outfielder]

「同じく苦しんできたはずの人々の境遇を、勝手に自分と重ねあわせて妄想」

[maturi]

参考文献つきのまんが単行本なのか

[lanlanrooooo]

”左翼とはつまり憎しみであり” 爆笑。小学生かよ笑　義務教育ってやっぱ大事だわ

[takun71]

この文章読んで、気になってマンガ買った。なるほど、面白い考察かも。左翼とはつまり憎しみであり、それは同じような者と連帯して、時には暴力を行うしかないのか。理解が深まったかも