子どもたちにフェイスブックや無料通信アプリ「LINE(ライン)」などの交流サイト(SNS)を賢く使いこなしてもらおうと、宮城教育大(仙台市青葉区)と信州大教育学部(長野市)の学生が、中学生向けのゲーム教材を共同開発した。リスクに直面した際の判断力を問う内容で、SNSの安全な活用方法を実践的に学べる。 安藤明伸宮教大准教授と村松浩幸信州大教授の研究室の学生ら計約20人が9月24日、太白区の柳生中(生徒720人)を訪れ、2年生約230人に出前授業をした。 ゲーム教材は冊子になっており、さいころの目に沿って物語が展開する。友人と一緒に撮った写真が無断で投稿されたり、知らない人からコメントが書き込まれたりと予期せぬ事態が次々発生する。 生徒たちは「写真の削除依頼をする」「イイネ!をする」などの項目をそれぞれ選択。トラブルの解決を目指すが、個人情報が拡散してしまう例もあった。 指導した学生ら