日本がネットで掘り当てた大金鉱脈、それが携帯電話のソーシャルゲームだ。携帯電話のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で遊ぶネットゲームで、いつでもどこでもヒマな時間に手軽に遊べることなどから急速に普及。2007年にはほとんど影も形もなかったこの市場は、09年には約500億円、10年には1300億円、今11年には2000億〜3000億円市場にもなると見込まれている。 このマーケットを牽引するのが、「モバゲー(mogbage 旧モバゲータウン)」を運営するディー・エヌ・エーと、「グリー(GREE)」を運営するグリーの2大ソーシャルゲーム会社だ。もともとはグリーが先鞭をつけた携帯ソーシャルゲーム市場だったが、09年にディー・エヌ・エーが本格参入、激しいつばぜり合いを繰り広げながら、市場を拡大してきた。 ソーシャルゲームは海外でも主にパソコンのフェイスブック上で人気が高まっており